あなたがなかなか眠れないで困っているとしたら、寝る前の習慣が原因のひとつかもしれません。不眠症の治療は、お薬による治療ばかりではありません。間違った睡眠習慣を改めることや、眠りに対するこだわりや不安を解消することも大切です。また、体の病気や心の病気が眠れない原因になっているとしたら、まずはその治療が必要です。ときに、治療中の病気のお薬が原因となる場合もあります。いずれにしても、自分だけで判断しないで医師に相談することをお勧めします。不眠症治療の正しい知識を身につけましょう。
眠れない原因が、寝酒や寝る前のたばこなど、間違った睡眠習慣や、眠る場所としてふさわしくない寝室の環境だとしたら? よい睡眠習慣を身につけ、眠りにふさわしい環境を整えることが、よりよい睡眠につながります。睡眠の正しい知識を学び、適切な睡眠習慣を身につけるよう、医師から睡眠衛生の指導を受けるお薬を使わない治療があります。まずは睡眠障害対処12の指針を参考に睡眠習慣を見直してみましょう。
高照度光(2500ルクス〜)を一定時間照射し、睡眠時間帯を望ましい時間帯に矯正する治療法です。高照度光は生体リズムの周期をずらす作用があるので、睡眠の時間帯がずれている不眠症患者さんの治療などに用いられます。専門の医療機関などで実施されています。