コロナ後遺症

コロナ後遺症とは、新型コロナウイルス感染性による症状が消失しても、原因不明の筋力低下や呼吸困難、倦怠感、せき、睡眠障害、味覚障害、思考力低下、筋肉痛などの症状が、持続する状態のことを指します。

これらの症状は、コロナ感染後すぐの時期から症状が継続したり、感染回復後に出現したり、症状が消失してから再びあらわれたりと様々です。症状のあらわれ方には個人差があります。

WHO(世界保健機関)は、「コロナ感染の約10〜20%で罹患後症状(いわゆる後遺症)が発生する」と報告していますが、明確にはわかっていません。

罹患後症状に特化した治療法はありませんが、時間が経つと改善することが多いため、主には経過観察となります。

一方、症状が改善していく過程で、せきに対してせき止め薬を利用するなど、それぞれの症状に合わせた対症療法を行うこともあります。

ただし、症状が改善せずに持続する場合は、他の疾患の可能性もあるため、医療機関を受診してください。新型コロナは、発症2日前から発症後7~10日は感染性のウイルスを排出しているといわれています。この期間以降に症状があったとしても、他の人に感染させることはありません。

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