【睡眠改善薬のおすすめは?】薬剤師のいる薬局で買える「ロゼレムS」の特徴も解説

【睡眠改善薬のおすすめは?】薬剤師のいる薬局で買える「ロゼレムS」の特徴も解説

「布団に入ってもなかなか寝つけない」「疲れているはずなのに眠れない」、そして、「眠れないこと自体が気になって、余計に目が冴えてしまう」など、「寝つきの悪さ」に関する悩みにはさまざまなものがあります。
寝つきの悪さは、翌日の集中力や気分にも影響が及び、生活の質(QOL)が低下してしまう可能性もあります。
だからこそ、「眠りたいのに眠れない」という状態をできる限り改善し、ぐっすりと気持ちよく眠り、スッキリと目覚められるように、睡眠習慣を整えることが大切です。

そこでこの記事では、寝つきが悪くなる原因や睡眠のメカニズムを紹介しながら、睡眠改善薬(市販の医薬品)を選ぶ際のポイント、成分による期待される効果の違い、医薬品を正しく使用するための重要なポイントまで、専門的な内容をわかりやすく解説いたします。
おすすめの睡眠改善薬や成分が知りたい、寝つきの悪さを少しでも緩和したい、市販薬を正しく使用したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

一時的な不眠や「寝つきの悪さ」とはどんな状態?

一時的な不眠とは、環境の変化や心配ごと、生活リズムの乱れなどをきっかけとして、一時的に「寝つきが悪い」といった状態があらわれることを指します。
たとえば、大事な予定を控えた前夜や、出張・旅行などで慣れない場所に泊まったとき、生活リズムが乱れたときなどに、普段は問題なく眠れる方でも寝つきにくくなることがあります。
このような状態を、一時的な不眠や寝つきの悪さといいます。
一方で、こうした一時的なものとは異なり、毎日眠れなかったり、しっかり睡眠できない状態が長期間続いている場合には、慢性的な不眠症や睡眠障害などに該当する可能性もあります。
「なかなか眠れない」という状態が、一時的なものなのか、それとも長く続いているのかによって、必要な対応は変わってきますので、睡眠の状態を整理してみることが大切です。

横になってベッドで寝ている女性

寝つきが悪くなる原因とは?体内時計と睡眠のメカニズム

私たちの体には、約24時間周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっています。(一般的にヒトの体内時計の周期は24時間よりも若干長いとされています)
この体内時計によって、脳やホルモンのはたらきが調整されることで、睡眠や覚醒のタイミングがある程度コントロールされています。
そのため、生活リズムの乱れや不規則な就寝時刻、夜間の強い光の影響などによって体内時計が乱れると、本来眠りに向かうべき時間帯に身体が睡眠モードへ切り替わりにくくなるなど、「眠りたいのに眠れない」という状態につながる可能性もあります。

また、体内時計を調整するホルモンの中でも重要な役割を果たしているのが、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」です。
メラトニンは体内時計を調整し、覚醒から睡眠へのスムーズな切り替えを担うといった作用を有しており、夜になると自然な眠気を促すといったはたらきをしています。
しかし、なんらかの原因でメラトニンの分泌が乱れてしまうと、夜になっても眠気がこないなど、寝つきの悪さが生じる可能性があります。

このように、寝つきの悪さには、体内時計やメラトニンが関与している場合があり、それによって「睡眠・覚醒の切り替え」がうまくはたらかない状態になってしまっている可能性もあります。
だからこそ、寝つきの悪さを緩和するためには、生活リズムや生活習慣を見直し、体内時計そのものを整えていくという視点が大切になります。
また、生活習慣の改善に加えて、必要に応じて、体内時計にはたらきかける成分が配合された医薬品を活用するという選択肢もあります。

ベッドで寝ている女性

寝つきの悪さの原因となるものに注意

体内時計の乱れ以外にも、さまざまなものが寝つきの悪さの原因となります。
心配ごとやストレス、緊張などの心理的な要因のほか、就寝前のカフェイン摂取や喫煙、寝室の温度や明るさ、騒音といった環境要因も、寝つきに影響を与える可能性があります。
また、就寝直前までスマートフォンやパソコンの画面を見て、双方向のチャットやゲームをすることで、脳が覚醒状態になり、寝つきにくくなるという場合もあります。
このように、寝つきの悪さには複数の要因が関与していますので、原因に合った対策を行うことが重要です。

薬局でも購入可能。睡眠改善薬のおすすめの選び方

寝つきの悪さが気になるという場合には、市販の「睡眠改善薬」を薬剤師のいる薬局やドラッグストアで購入し、活用するという選択肢もあります。
ただし、睡眠改善薬にはいくつかのタイプがあり、配合されている成分や分類によって特徴が異なりますので、「寝つきの悪さ」に対して効果が期待できる医薬品を選ぶことが重要です。
ここでは、睡眠改善薬を選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
自分に合った睡眠改善薬の選び方がわからないという方は、医師や薬剤師にご相談ください。

ぐっすりと寝ている女性

「睡眠改善薬」と「睡眠薬(医療用医薬品)」の違い

まず理解しておきたいのが、市販の「睡眠改善薬」と、医師から処方される「睡眠薬」は、対象となる状態が異なるということです。
医師の診断により処方される睡眠薬は、基本的に、慢性的な不眠症や睡眠障害などを抱えている方が対象となる医薬品です。
一方、市販の睡眠改善薬は、環境の変化やストレスなどによる「一時的な不眠」の症状を緩和するための医薬品です。
そのため、寝つきの悪さが長く続いているという方や、すでに不眠症などの診断・治療を受けているという方は、市販薬ではなく、医療機関に相談することが大切です。

睡眠改善薬の成分の違いと特徴

市販の睡眠改善薬には、いくつかのタイプがあり、配合されている有効成分によって、期待される作用や特徴が異なります。
市販の睡眠改善薬には主に、「ジフェンヒドラミン」などの抗ヒスタミン薬が配合されたものの他、体内時計に働きかける「ラメルテオン」が配合された「ロゼレムS」があります。
抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミンなど)とは、かぜ薬やアレルギー用薬にも使われる成分であり、その眠くなる作用を応用したタイプです。
一方、「ラメルテオン」は、脳内のメラトニン受容体にはたらきかけ、体内時計を整えることで自然な眠りに導くタイプであり、ラメルテオンを配合した「ロゼレムS」は、自然なリズムに合わせた睡眠をとりたい方におすすめといえます。
このように、同じ「睡眠改善薬」でも、成分によってアプローチの仕方は大きく異なりますので、どのような成分が配合されているのか、どのような特徴があるのかを確認したうえで、自分の状態に合ったものを選択することが大切です。

市販薬購入時・使用時の注意点

睡眠改善薬を購入する際は、他に服用している医薬品がないか、基礎疾患(持病や治療中の病気など)がないかを確認したうえで、薬剤師に相談することが大切です。
特に、かぜ薬やアレルギー用薬など、眠気があらわれる成分を含む医薬品との併用には注意が必要です。
また、服用後は乗物または機械類の運転操作を行わないなど、用法・用量と使用上の注意を守って正しく使用することが重要です。

医療機関への相談が必要なケース

寝つきの悪さが長期間にわたって続いている場合や、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚めてしまう、日中に強い眠気があるといった場合には、市販薬で対応するのではなく、医療機関に相談することが重要です。
また、気分がゆううつになる、悲観的になる、興奮しやすくなる、記憶力の低下を感じるなど、睡眠以外の症状をともなう場合にも、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

【要指導医薬品】一時的な不眠の寝つきの悪さに「ロゼレムS」の特徴

ロゼレムSは、一時的な不眠症状の「寝つきが悪い」状態の緩和に効果が期待できる、睡眠改善薬(要指導医薬品)です。
医療用と同じ成分である「ラメルテオン」を、市販薬で初めて配合した製品であり、脳内のメラトニン受容体に作用することで、体内時計を整え、自然な眠りに導くという点が大きな特徴です。

ロゼレムS

薬局で購入可能な「ロゼレムS」の特徴

私たちの体には、約1日周期でリズムを調整する体内時計が備わっており、体内時計は睡眠にも大きく関わっています。
寝付きが悪いといった、一時的な不眠症状を緩和するためには体内時計の調節が重要であり、より自然に身体を「睡眠モード」に傾けていくことが大切です。
ロゼレムS(ラメルテオン)は、就寝前に服用することで、脳内のメラトニン受容体※に作用し、睡眠と覚醒を切り替える役割を持つ体内時計を整え、睡眠・覚醒のバランスを睡眠側に傾けることで自然な眠りに導くお薬です
※メラトニン受容体には睡眠促進作用(睡眠・覚醒バランスの調整)があります。
ロゼレムSは、要指導医薬品です。薬剤師のいる薬局やドラッグストアでお買い求めください。

ロゼレムSの成分

1錠(1日服用量)中に、以下の成分が配合されています。

ラメルテオン 8mg

ロゼレムSは、医療用医薬品(処方薬)のロゼレムと同成分・同用量(ラメルテオン8mg)の製品です。
また、有効成分ラメルテオンは、医療用医薬品において、習慣性がある成分には指定されておらず、向精神薬にも該当しません。

ロゼレムSの効能

ロゼレムSは、以下の効能を取得しています。

一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い

ロゼレムSの用法・用量

ロゼレムSの用法・用量は、以下の通りです。

次の量を1日1回、就寝前30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。

15歳以上:1回量1錠、1日服用回数1回
15歳未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守すること。
(2)就寝前以外は服用しないこと。
(3)食事と同時または食直後に服用しないこと(十分な効果が得られない可能性がある)。
(4)錠剤の取り出し方
錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること(誤ってそのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)。

ロゼレムSの使用上の注意

ロゼレムSを正しく使用していただくために、以下の点にご注意ください。

してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)
・本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人、15歳未満の小児、妊婦または妊娠していると思われる人は服用しないこと
・医療機関で、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害、不眠を伴う精神疾患(うつ病、躁病、統合失調症、神経症、認知症等)、肝臓病の治療を受けている人は服用しないこと
・フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール、ルボックス等)で治療を受けている人は服用しないこと
・本剤を服用している間は、他の睡眠改善薬または催眠鎮静薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)を使用しないこと
・服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと(眠気等をもよおして事故を起こすことがある。また、本剤の服用により、翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じる場合は、これらの症状が消えるまで、乗物または機械類の運転操作をしないこと)
・授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
・服用前後は飲酒しないこと
・寝つきが悪い時のみの服用にとどめること
・2週間を超えて服用しないこと(2週間を超えた服用が必要な場合には、医師または薬剤師に相談すること)

相談すること
・医師の治療を受けている人、高齢者は、服用前に医師または薬剤師に相談すること
・寝つきが悪いことに加え、日中の強い眠気、眠りが浅く夜中に目が覚める、気分がゆううつになる、悲観的になる、疲れや眠気を感じにくい、興奮しやすくなる、幻覚・幻聴(幻声)、妄想、記憶力の低下、時間や場所がわからなくなるといった症状のある人も、服用前にご相談ください
・過去に、不眠症、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害、不眠を伴う精神疾患(うつ病、躁病、統合失調症、神経症、認知症等)にかかったことのある人も、服用前にご相談ください
・服用後、皮膚の発疹・発赤、かゆみ、便秘、悪心、めまい、頭痛、昼間の眠気、悪夢、倦怠感などの症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
・月経の異常、月経不順、無月経、男性または授乳期でない女性の乳汁分泌、性欲減退等が認められた場合には服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
・定められた用法・用量(1日1回1錠)を厳守した上で2〜3回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること

なお、詳しい内容については、必ず製品の添付文書をご確認ください。
服用後に、発疹・発赤、かゆみなどの皮膚の症状や、便秘、悪心などの消化器症状などがあらわれた場合は、副作用の可能性もありますので、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師に相談してください。
定められた用法・用量(1日1回1錠)を厳守した上で2~3回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

一時的な不眠の寝つきの悪さには、睡眠改善薬「ロゼレムS」を正しくご使用ください

寝つきの悪さは、環境の変化や生活リズムの乱れなど、さまざまな要因によって起こる可能性がある、身近な睡眠のお悩みのひとつです。
寝つきの悪さを改善するためにも、まずは生活習慣や睡眠環境を見直し、体内時計を整えることを心がけるとともに、必要に応じて、症状に合った睡眠改善薬を適切に取り入れていくことも大切です。

ロゼレムSは、有効成分ラメルテオンが脳内のメラトニン受容体に作用し、体内時計を整えることで自然な眠りに導く、睡眠改善薬(市販薬)です。
体内時計を調整することで、より自然に身体を睡眠モードに傾けていくという特徴がありますので、体内時計を整えて、自然な眠りを意識したい方におすすめです。

また、寝つきの悪さが長く続く場合や、睡眠以外の症状をともなう場合には、自己判断をせず、早めに医療機関に相談することが重要です。
ロゼレムSをはじめ、医薬品を使用する際には、用法用量を守って、正しく使用するようにして下さい。