【睡眠改善薬の副作用とは?】市販薬の副作用と使用上の注意を詳しく解説
睡眠改善薬とは、環境の変化や心配ごと、生活リズムの乱れなどによって生じた「一時的な不眠」の症状を緩和するための市販薬(OTC医薬品)の総称です。
市販薬として購入できるものではありますが、睡眠改善薬も「医薬品」ですので、副作用があらわれる可能性や、使用にあたって注意すべき点があります。
「市販薬だから安心」と考えるのではなく、副作用や使用上の注意を正しく理解し、用法用量を守って使用することが大切です。
そこでこの記事では、睡眠改善薬に関する副作用を整理したうえで、市販の睡眠改善薬「ロゼレムS」の副作用や使用上の注意について、添付文書の内容にもとづいて詳しく解説いたします。
睡眠改善薬の副作用が気になる、市販の睡眠改善薬を正しく使用したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
市販の睡眠改善薬にも副作用はあるの?
医薬品は、期待される効果(主作用)だけではなく、本来の目的以外の好ましくない作用である「副作用」があらわれる可能性があります。
これは、医師の処方が必要な「医療用医薬品」に限った話ではなく、薬局やドラッグストアなどで購入できる市販薬にも当てはまります。
もちろん、睡眠改善薬も同様であり、副作用や使用上の注意が添付文書に記載されています。
そのため、睡眠改善薬に限らず、市販薬を含めた医薬品を使用する際には、あらかじめ
起こり得る副作用を確認し、どのような症状に注意すべきかを理解しておくことが重要です。
また、気になる症状があらわれた場合には、自己判断で服用を続けるのではなく、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

副作用のリスクを減らすことはできる?
医薬品である以上、副作用のリスクを完全にゼロにすることはできません。しかし、次のような点を心がけることで、副作用のリスクを減らし、医薬品をより適切に使用することができます。
・用法・用量を必ず守る(自己判断で量や回数を増やさない)
・定められた期間を超えて服用しない
・併用してはいけない医薬品を確認する
・現在治療中の病気や服用中の薬について、医師や薬剤師に正しく伝える
・服用前に添付文書をよく読み、使用上の注意を確認する
どれも当たり前のことばかりですが、医薬品は「用法用量を守って正しく使用する」ということが非常に重要なのです。
たとえば、睡眠改善薬が効かないからといって、自分で量を増やしたり、自己判断で決められた用法以外の使用をしてはいけません。
定められた用法・用量を守ったうえで正しく使用し、それでも症状がよくならない場合には、医師または薬剤師に相談するようにして下さい。
睡眠改善薬は併用薬にも注意が必要な理由
睡眠改善薬を使用するうえで、注意したいのが「他の医薬品との併用」です。
かぜ薬や抗アレルギー薬、乗物酔いの薬などには、眠気があらわれる成分が含まれていることがあり、これらを睡眠改善薬と併用することで、思わぬ影響が出る可能性があります。
また、睡眠改善薬の中には、抗アレルギー薬などに使用されている成分(ジフェンヒドラミンなど)が配合されているものもありますので、成分が重複することにより、過剰摂取につながってしまう場合もあります。
そのため、睡眠改善薬を購入する際には、現在服用している医薬品をすべて薬剤師に伝えたうえで、併用の可否を確認してもらうようにしましょう。
睡眠改善薬服用後の行動にも注意
睡眠改善薬を服用した後は、乗物または機械類の運転操作を行ってはいけません。
また、場合によっては、翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じたりする可能性もあります。
体調などの影響も考えられますが、翌日以降も違和感があるような場合には、これらの症状が消えるまで、乗物または機械類の運転操作を行わないよう注意が必要です。
飲酒についても、服用前後は避ける必要がありますので、就寝前にお酒を飲む習慣がある方は特にご注意ください。

【市販薬】睡眠改善薬「ロゼレムS(ラメルテオン)」とは?
ロゼレムSは、一時的な不眠の症状である「寝つきが悪い」状態の緩和に効果が期待できる、市販の睡眠改善薬です。
医療用医薬品(処方薬)と同成分・同用量である「ラメルテオン8mg」を配合しており、このラメルテオンが、脳内のメラトニン受容体に作用することで、体内時計を整え、自然な眠りに導くという点が大きな特徴です。
市販薬とはいえ、要指導医薬品に分類される医薬品ですので、購入にあたっては薬剤師から説明を受ける必要がありますので、薬剤師の指示を守って正しくご使用下さい。
ここからは、ロゼレムSの副作用や使用上の注意について、添付文書の内容にもとづいて詳しくご紹介します。
繰り返しますが、ロゼレムSを使用する際には、薬剤師の指示を守り、正しく適切にご使用いただきますようお願いいたします。

ロゼレムSの副作用
ロゼレムSの服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
・皮膚:発疹・発赤、かゆみ
・消化器:便秘、悪心
・精神神経系:めまい、頭痛、昼間の眠気、悪夢
・その他:倦怠感
また、まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。
その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる
このほか、月経の異常、月経不順、無月経、男性または授乳期でない女性の乳汁分泌、性欲減退等が認められた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
また、定められた用法・用量(1日1回1錠)を厳守した上で2〜3回服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止し、医師または薬剤師にご相談ください。
ロゼレムSの使用上の注意(してはいけないこと)
以下は、守らないと現在の症状が悪化したり、副作用などが起こりやすくなる項目です。
特に注意して、不明点があれば必ず薬剤師に相談するようにしましょう。
次の人は服用しないこと
・本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
・15歳未満の小児
・妊婦または妊娠していると思われる人
・医療機関で次の病気の治療を受けている人(睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害、不眠を伴う精神疾患(うつ病、躁病、統合失調症、神経症、認知症等)、肝臓病)
・フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール、ルボックス等)で治療を受けている人
本剤(ロゼレムS)を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないこと
・他の睡眠改善薬または催眠鎮静薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)
花粉症など、アレルギーに関与する薬の中には、眠気を引き起こす成分が含まれている可能性もありますので、花粉症の薬を常用しているという方は、特にご注意下さい。
また、上記以外の薬や漢方薬の中にも、併用に注意が必要な医薬品もあります。
どのような医薬品であっても、服用している薬を薬剤師に確認してもらうことが大切です。
その他、守っていただきたいこと
・服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと(眠気等をもよおして事故を起こすことがある。また、本剤の服用により、翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じる場合は、これらの症状が消えるまで、乗物または機械類の運転操作をしないこと)
・授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
・服用前後は飲酒しないこと
・寝つきが悪い時のみの服用にとどめること
・2週間を超えて服用しないこと(2週間を超えた服用が必要な場合には、医師または薬剤師に相談すること)
睡眠改善薬の服用後には、眠気やだるさなどが翌日まで残る場合もありますので、車の運転や機械の操作などをしないように、十分な注意が必要です。
ロゼレムSの使用上の注意(相談すること)
次の人は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
・医師の治療を受けている人
・高齢者
・寝つきが悪いことに加え、次の症状のある人(日中の強い眠気、眠りが浅く夜中に目が覚める、気分がゆううつになる、悲観的になる、疲れや眠気を感じにくい、興奮しやすくなる、幻覚・幻聴(幻声)、妄想、記憶力の低下、時間や場所がわからなくなる)
・過去、次の病気にかかったことのある人(不眠症、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害、不眠を伴う精神疾患(うつ病、躁病、統合失調症、神経症、認知症等))
寝つきの悪さに加えて、上記のような症状がみられる場合には、一時的な不眠ではない可能性もありますので、必ず服用前にご相談ください。
また、何らかの疾患の治療中の方は、睡眠改善薬の服用が、その疾患の治療に影響を与えてしまう可能性もありますので、自己判断をせず、必ず医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
ロゼレムSの保管および取扱い上の注意
医薬品を正しく使用するためには、保管方法にも注意が必要です。
用法用量を守って使用することはもちろん、保管方法や取扱方法にも注意しながら、適切に使用することが大切です。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に箱に入れて保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
(4)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
(5)箱の「開封年月日」記入欄に、内袋(アルミの袋)を開封した日付を記入すること。
(6)一度内袋(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヵ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。
なお、詳しい内容については、必ず製品の添付文書をご確認ください。
睡眠改善薬「ロゼレムS」の成分詳細と効能・用法用量について
ロゼレムS1錠(1日服用量)中には、以下の成分が配合されています。
ラメルテオン 8mg
添加物:乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、コポビドン、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール
ロゼレムSの効能
ロゼレムSは、以下の効能を取得しています。
一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い
睡眠改善薬のロゼレムSは、「一時的な不眠」症状の中でも、「寝つきの悪さ」の緩和が期待できる薬です。
ストレスや心配事、環境や生活リズムの変化などによって生じる、一時的な不眠に対して使用する薬であることを理解しておきましょう。
そのため、慢性的(長期的)に眠れないことが続いている要な場合には、医療機関を受診し、医師の診断を受け、適切な治療や対応を行うことが大切です。
ロゼレムSの用法・用量
ロゼレムSの用法・用量は、以下の通りです。
次の量を1日1回、就寝前30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。
15歳以上:1回量1錠、1日服用回数1回
15歳未満:服用しないこと
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守すること。
(2)就寝前以外は服用しないこと。
(3)食事と同時または食直後に服用しないこと(十分な効果が得られない可能性がある)。
(4)錠剤の取り出し方
錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること(誤ってそのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)。
睡眠改善薬「ロゼレムS」は副作用に注意して正しくご使用下さい。
睡眠改善薬は市販薬として購入できる医薬品ですが、副作用があらわれる可能性があります。
添付文書をよく読み、副作用や注意点を理解したうえで使用することが大切です。
ロゼレムSは、有効成分のラメルテオンが脳内のメラトニン受容体に作用し、体内時計を整えることで自然な眠りに導く、市販の睡眠改善薬です。
ロゼレムSの服用後には、副作用が生じる可能性もあります。
服用後に気になる症状があらわれた場合には、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師にご相談ください。
また、寝つきの悪さが長く続く場合や、睡眠以外の症状をともなう場合にも、自己判断で服用を続けず、早めに医療機関に相談することが重要です。
ロゼレムSをはじめ、医薬品を使用する際には、必ず用法・用量を守って、正しく使用するようにしましょう。





