胃痛に効く市販薬は?H₂ブロッカーとPPIの違いと「タケプロンs」の特徴を徹底解説!
胃痛とは、「みぞおちがキリキリと痛む」「食後に胃が重苦しく痛む」「空腹時に痛みを感じる」など、みぞおち周辺に起こる症状であり、多くの方が悩まれている身近な症状のひとつです。
そんな胃痛の原因として挙げられるのが、生活習慣からくる「胃酸の過剰分泌」です。
そのため、胃痛の症状を緩和したいという場合には、胃酸の分泌を抑えるタイプの市販薬(OTC医薬品)を適切に活用することも、大切な選択肢のひとつとなります。
胃酸を抑える市販薬としては、「H₂ブロッカー」と「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」があり、それぞれの薬理作用やはたらきは異なります。
そこでこの記事では、胃痛が起こる原因を整理しながら、H₂ブロッカーとPPIの違いや、市販薬を選ぶ際の重要なポイントまで、わかりやすく徹底解説します。
胃痛に効く市販薬を探している、胃の痛みにおすすめの市販薬が知りたい、市販薬の違いを分かりやすく解説して欲しいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
胃痛とは?胃痛の原因は?

胃痛(いつう)とは、みぞおち周辺に起こる痛みや違和感、胃の痛みや不快感などの症状の総称です。
生活習慣からくる胃酸の過剰分泌で胃粘膜がただれて起きる痛みと、粘膜が欠損して潰瘍を起こしているときの痛みがあります。また、潰瘍までは起こっていなくても、度重なる胃酸や胃内容物による刺激によって上部消化管内において知覚過敏が起こっている場合も胃痛が起こることがあります。
また、胃痛だけではなく、いわゆる腹痛(おなかの痛み)が同時に生じている場合には、さまざまな胃腸などの疾患が疑われることもありますので、痛みの部位や症状が出現するタイミングを確認しておくことも大切です。
そんな胃痛の日常生活上の原因としては、ストレスや暴飲暴食、アルコールなどが挙げられますので、まずは、胃痛の代表的な原因から詳しくご紹介していきます。

ストレスによる自律神経の乱れと胃痛の関係
ストレスを受け続けると、胃や十二指腸のはたらきをコントロールしている自律神経が乱れて、胃酸が過剰に分泌されてしまう場合があります。
人間関係で嫌なことがあったり、大きなプレッシャーのかかるような場面で胃が痛くなってしまうという方の場合、ストレスによる胃酸分泌が影響している可能性があります。
先にも紹介したように、本来、胃酸は食べたものを消化したり、食べ物とともに入り込んだ細菌などを殺菌したりするために欠かせない存在です。
しかし、胃酸は強い酸性であるため、分泌が過剰になると、胃を保護する胃粘液のはたらきが追いつかなくなり、胃の粘膜がダメージを受けてしまう可能性があるのです。また、胃粘膜にダメージは無かったとしても、胃酸や胃内容物による刺激が続くことで上部消化管での知覚過敏によっても胃痛という形で不快症状を感じている場合があります。いずれにせよ、胃痛はいくつかの原因が重なって起こりますが、胃酸の関わりは深いと言えます。
尚、胃痛は長く続くようであれば胃酸以外の要因も考えられます(胃がんや鎮痛剤の常用、胃痙攣、膵炎など)。自覚症状だけで判別することは難しく、内視鏡などで詳しく検査する必要があります。痛みは身体の重要なアラートなので、ストレスだから、とか、いつものことだ、と放っておかず、胃薬が普段から手放せないなど痛みが繰り返し続く場合や、症状の度合いによっては専門家にすみやかに相談しましょう。
食べすぎ飲みすぎ、刺激の強い食べ物やアルコール
暴飲暴食や、にんにく、唐辛子などの刺激の強い食べ物、濃度の高いアルコールを過剰にとることで、胃痛が起こることがあります。
刺激の強い飲食物そのものが胃粘膜にダメージを与えてしまうだけではなく、刺激の強い食べ物が胃酸の分泌を促進することで、胃粘膜に炎症が起こりやすくなる可能性もあります。
そのため、日々の食生活はもちろん、タバコやアルコールといった嗜好品との付き合い方を見直すことも、胃痛を緩和するためには大切です。
胃の粘膜を傷つけるピロリ菌
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の中に生息している場合がある細菌です。
胃には強い酸である「胃酸」が分泌されているので、通常の細菌は、胃の中(胃酸の中)で生きていくことはできません。
しかし、ピロリ菌は、そんな胃酸の中でも生息することができる、特殊な能力を持った細菌です。
ピロリ菌は、胃酸から身を守るために、アンモニアや毒素などを分泌しており、これが胃の粘膜を繰り返し傷つけ、胃炎などを引き起こしたり悪化させたりすると考えられています。
とはいえ、ピロリ菌は全ての人に生息しているわけではなく、ピロリ菌に感染している人の胃内のみに生息しています。
ピロリ菌の感染の有無は検査で確認できます。また、健康診断でピロリ菌抗体陽性と出ている場合も、ピロリ菌の過去の感染歴も含めての指標となります。気になる方はお早めに医療機関を受診し、医師に相談するようにしましょう。
胃痛をともなう疾患
胃痛が続く場合には、何らかの疾患が隠れている可能性も考えられます。
急性胃炎や慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシアなど、胃痛や胃の不快感を引き起こす疾患にはさまざまなものがあります。
特に、胃痛が長期間続くときや、激しい痛みがあるときには、重い疾患が隠れている場合もありますので、持病のある方はかかりつけ医に、そうでない方は消化器を標ぼうするクリニックにいる専門医など、お早めに医療機関に相談するようにして下さい。
胃痛に効く市販薬とは?市販の胃薬の選び方は?

胃痛に対する市販薬には、胃の防御力を高めるタイプや、胃の運動を活発にするタイプの他に、「胃酸の分泌を抑えるタイプ」の医薬品があります。
「胃薬」というひとつのカテゴリーの中にも、さまざまなタイプの医薬品がありますので、自分自身の症状や状態に合った薬を選ぶことが大切です。
主な胃薬の種類と特徴は以下の通りです。
・総合胃腸薬:鎮痛・鎮痙薬、健胃薬、消化薬、制酸剤などの成分を配合し、胃の不快な症状に対応する
・鎮痙薬:内臓平滑筋の収縮や緊張をゆるめ、それにともなう痙攣(けいれん)性の痛みを改善する
・健胃薬:胃のぜん動運動を活発にするなどして、胃本来のはたらきを取り戻す
・消化管運動改善薬:胃腸の運動を整え、胃もたれなどの不調を改善する
・制酸薬:胃酸を中和し、過剰な胃酸の分泌を原因とする胃のむかつき、吐き気などの不調を改善する
・胃粘膜保護薬:胃粘膜を胃酸から守るとともに、荒れた胃粘膜の修復や再生を促す
・H₂ブロッカー:胃酸の分泌を抑えるはたらきによって、胃酸が原因で生じる炎症や胃の不調を改善する
・プロトンポンプ阻害薬(PPI):胃酸を分泌する最終段階である「プロトンポンプ」に直接作用し、胃酸を強力に抑えることで、胃酸起因と考えられる胸やけ、胃もたれ、胃痛を改善する
このように、胃痛に使用できる市販薬にもさまざまなタイプがありますので、市販薬を購入する際には、薬剤師や登録販売者に相談しながら、症状や体質に合わせた医薬品選びをするようにしましょう。
【胃酸を抑える胃薬】H₂ブロッカーとPPI(プロトンポンプ阻害薬)の違い

ストレスや食生活の乱れなどによって胃酸が過剰に分泌され、それによって胃痛が生じている場合には、胃酸の分泌を抑えるタイプの胃薬が大切な選択肢となります。
胃酸の分泌を抑える医薬品には、H₂ブロッカーとPPI(プロトンポンプ阻害薬)と呼ばれる2つのタイプのものが存在しますので、両者の違いを理解しておくことが、自分に合った市販薬選びのためにも重要です。
ここでは、両者の違いを、分かりやすく整理してご紹介します。
H₂ブロッカー(H₂受容体拮抗薬)の特徴
胃酸の分泌には、主にヒスタミン、ガストリン、アセチルコリンといった、3つの物質が関与していることが知られています。
H₂ブロッカーは、これら3つの物質の中でも、「ヒスタミン」に対してアプローチする医薬品です。
具体的には、ヒスタミンの結合先であるヒスタミンH₂受容体をブロックすることで胃酸分泌を抑えます。。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の特徴
プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、胃酸を分泌する最終段階である「プロトンポンプ」に直接作用し、胃酸の分泌を元から強力に抑えることで、胃酸が原因で生じる胃もたれ、胸やけ、胃痛といった胃の不調を改善できる医薬品です。
H₂ブロッカーは、「胃酸分泌に関わる物質のひとつ(ヒスタミン)の受容体をブロックする」のに対し、PPIは「胃酸分泌の最終の出口であるプロトンポンプに直接はたらきかける」という違いがあります。
なお、PPIは長らく医療用医薬品(処方薬)として用いられてきましたが、現在は市販薬(要指導医薬品)である「タケプロンs」として、薬剤師のいる薬局やドラッグストアで購入することが可能となっています。
胃痛に効く市販薬「タケプロンs(ランソプラゾール)」の特徴

タケプロンsは、胸やけ、もたれ(胃もたれ)、胃の痛みに効果が期待できる、市販のプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。
医療用(処方薬)と同じ成分であるランソプラゾールが配合された市販薬であり、胃酸が出る最終段階の「プロトンポンプ」に直接はたらきかけることで、胃酸の分泌を強力に抑えるという特徴があります。
また、タケプロンsは、水なしでのめる口腔内崩壊錠という剤形を採用しており、胃の痛みを感じた際にも、水なしで服用することが可能です。(用法:口中で崩壊させて服用するか、水またはお湯で服用すること。)
胃酸の分泌によって胃痛が生じていると思われる場合には、胃酸の分泌を強力に抑制することができる、市販のPPIである「タケプロンs」を適切にご使用下さい。
タケプロンsの成分
1錠(1日服用量)中に、以下の成分が配合されています。
ランソプラゾール 15mg
添加物:乳糖水和物、セルロース、炭酸Mg、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、タルク、酸化チタン、D-マンニトール、メタクリル酸コポリマーLD、ラウリル硫酸Na、ポリソルベート80、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、クエン酸トリエチル、マクロゴール、ステアリン酸グリセリン、三二酸化鉄、クエン酸、クロスポビドン、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、ステアリン酸Mg、香料
タケプロンsの効能
タケプロンsは、以下の効能を取得しています。
胸やけ、もたれ、胃痛(本剤は胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬を含んでいます)
タケプロンsの用法・用量
タケプロンsの用法・用量は、以下の通りです。
次の量を、口中で崩壊させて服用するか、水またはお湯で服用すること。
15歳以上:1回量1錠、1日服用回数1回
15歳未満:服用しないこと
・2週間を超えて続けて服用しないこと。
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守すること。
(2)1日1回同じ時間帯に服用すること。
(3)症状が治まった場合は、服用を止めること。
(4)本剤は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることはないため、唾液または水でのみこむこと。
(5)錠剤の取り出し方
錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること(誤ってそのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)。
タケプロンsの使用上の注意
タケプロンsを正しく使用していただくために、以下の点にご注意ください。
してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
・本剤または本剤の成分により、アレルギー症状を起こしたことがある人は服用しないこと
・リルピビリン塩酸塩(HIV感染症治療薬)を服用している人は服用しないこと
・本剤を服用している間は、他の胃腸薬、テオフィリンを含有する内服薬(鎮咳去痰薬、乗物酔い薬)、酸化マグネシウムを含有する内服薬(瀉下薬等)を使用しないこと
・授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
・他のプロトンポンプ阻害薬の使用期間も合わせて2週間を超えて続けて服用しないこと(重大な消化器疾患を見過ごすおそれがあるので、医師の診察を受けること)
相談すること
・医師の治療を受けている人、妊婦または妊娠していると思われる人、高齢者、薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人は、服用前に医師または薬剤師に相談すること
・原因不明の体重減少、持続性の胃痛・腹痛の症状がある人も、服用前にご相談ください
・肝臓病、胃・十二指腸潰瘍、フェニルケトン尿症の診断を受けた人も、服用前にご相談ください
・服用後、皮膚の発疹・発赤、かゆみ、水疱、腹部膨満感、便秘、下痢、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、口内炎、頭痛、めまい、発熱、むくみ、からだがだるいなどの症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
・まれに、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、肝機能障害、間質性肺炎、腎障害、血液障害、視力障害、低マグネシウム血症といった重篤な症状が起こることがあり、その場合は直ちに医師の診療を受けること
・3日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
なお、詳しい内容については、必ず製品の添付文書をご確認ください。
※「使用上の注意」をよく読んでお使いください。
また、服用後に、発疹・発赤、かゆみなどの皮膚の症状や、腹部膨満感、便秘、下痢などの消化器症状などがあらわれた場合は、副作用の可能性もありますので、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師に相談してください。
3日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
タケプロンsの保管および取扱い上の注意
タケプロンsの保管および取扱い上の注意は、以下の通りです。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に箱に入れて保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
(4)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
(5)箱の「開封年月日」記入欄に、内袋(アルミの袋)を開封した日付を記入すること。
(6)一度内袋(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヵ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。
胃酸の過剰分泌が原因と思われる胃痛には、市販薬のPPIである「タケプロンs」がおすすめです
胃痛は、ストレスや暴飲暴食、アルコールなど、日常生活の中のさまざまな要因によって生じる身近な症状であり、その背景には「胃酸の過剰分泌」が関わっているケースも少なくありません。
胃酸を抑える市販薬としては、H₂ブロッカーとPPIがあり、それぞれ作用のしかたが異なりますので、違いを理解したうえで、ご自身の症状に合ったものを選ぶことが大切です。
タケプロンsは、医療用と同じ成分であるランソプラゾールを市販薬で初めて配合し、胃酸が出る最終段階のプロトンポンプに直接はたらきかけることで、胃酸の分泌を強力に抑える市販の胃薬(プロトンポンプ阻害薬:PPI)です。
1日1回1錠で24時間効き、水なしでのめる口腔内崩壊錠であるという点も、タケプロンsの大きな特徴のひとつです。
タケプロンsをはじめ、医薬品を使用する際には、必ず用法・用量を守って、正しく使用するようにしましょう。
また、タケプロンsに限らず、市販薬を使用しても症状がよくならない場合や、服用をやめると症状をぶり返す、気になる症状がある場合には、漫然とした服用は避け、早めに医療機関に相談するようにしましょう。。
胃腸薬に関連する製品の広告ページ

タケプロンS
製品情報





