【胃痛でおすすめの市販薬は?】胃の痛みのタイプ別におすすめの胃薬・胃腸薬を解説します!
一口に「胃が痛い」といっても、その痛み方や痛むタイミングは人によって大きく異なります。
食後に決まって痛む方もいれば、空腹時や夜間に痛みを感じる方、緊張する場面でキリキリと胃の周辺が痛むという方も少なくありません。
そのため、「胃痛」や「胃の痛み」を緩和するための市販薬(胃薬・胃腸薬)を選ぶ際には、自分の胃の痛みのタイプにあわせた薬を選択することが大切です。
また、市販の胃薬にもさまざまな種類があり、胃酸の分泌を抑えるもの、胃酸を中和するもの、胃の粘膜を守るもの、胃の動きを整えるものなど、その作用は製品によって異なりますので、それぞれの特徴を理解しておくことも重要です。
そこでこの記事では、胃の痛みのタイプに合わせて、それぞれに適した市販薬の選び方や、市販薬を使用する前に確認しておきたいポイントまで、専門的な内容をわかりやすく解説いたします。
胃痛におすすめの市販薬を知りたい、市販の胃薬の種類や特徴が知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
【胃痛】胃の痛みのタイプと原因とは?

胃痛(いつう)とは、みぞおち周辺に生じる痛みや不快感の総称です。
胃に関する症状としては、胃痛のほかにも胸やけや胃もたれなどがあり、これらが重複して出現するケースも少なくありません。
また、症状のあらわれ方や感じ方は一様ではなく、「キリキリと胃の周りが痛む」「ドーンと鈍く痛む」「みぞおちのあたりが重苦しく、ムカムカする」など、人によって感じ方や表現もさまざまです。
加えて、痛みの性質だけではなく、痛みが持続しているのか、一時的なものなのかという点も、症状を整理するうえでの手がかりとなります。
そして、もうひとつ重要な視点が「いつ痛むのか」というタイミングです。
食後に痛むのか、特定の食べ物や飲み物を摂取した後に痛むのか、空腹時や夜間に痛むのか、あるいはストレスがかかった場面で痛むのかなど、「痛みが生じるタイミング」は原因を推測するうえでの重要な情報であり、市販薬(胃薬・胃腸薬)を選択する際のヒントにもなります。

食後に胃が痛むタイプ
食事のあとにみぞおち周辺が痛むという場合、食べたものが胃を刺激していたり、消化のために胃に負担がかかっていたりする可能性が考えられます。
食べすぎ飲みすぎはもちろん、にんにくや唐辛子などの刺激の強い食べ物、多量の飲酒、脂っこい食事なども、胃の負担となる可能性があるので、食後に胃が痛むという方は、飲食物の内容にも注意が必要です。
空腹時・夜間に胃が痛むタイプ
「お腹が空くと胃が痛む」「夜中や明け方に痛みで目が覚める」という場合、胃の中に食べ物がない状態で、胃酸が胃の粘膜を刺激している場合があります。
また、胸やけ(みぞおちの上の焼けるようなジリジリする感じ、しみる感じなど)や呑酸(どんさん:酸っぱい液体が上がってくる感じ)などを感じる方は、「胃食道逆流症(GERD)」といった疾患が関連している可能性もあります。
その他にも、十二指腸潰瘍では、空腹時に痛みが生じ、食事をすると痛みが和らぐことが多いと言われていますので、空腹時に胃の痛みが続く場合には、自己判断せず、医療機関で相談することが大切です。
ストレスを感じる場面で胃が痛むタイプ
「大事な会議の前になると胃がキリキリする」「緊張すると胃が痛くなる」というように、精神的な負荷と連動して胃が痛むという方も少なくありません。
ストレスを受け続けると、胃や十二指腸のはたらきをコントロールしている自律神経が乱れて、胃酸が過剰に分泌されやすくなります。
その結果、過剰な胃酸が胃の粘膜を傷つけたり、胃や食道粘膜の知覚過敏を起こしたりし、胃痛を引き起こしている可能性があります。
一時的なものであれば問題ないことも多いのですが、慢性的にストレスがかかっている状態が続くと、胃の不調も長引きやすくなりますので、注意が必要です。
【胃の痛みのタイプ別】おすすめの市販薬の選び方

胃痛に対する市販薬には、胃液の分泌を促す・胃の運動を活発にするなど、胃のはたらきが弱まっている場合に適しているものと、胃酸の分泌量を減らす・中和する、胃の粘膜を保護するなど、胃酸分泌が過剰な場合に適しているものがあります。
ここでは、胃の痛みのタイプごとに、市販薬の選び方を解説します。
ただし、胃痛の原因は多岐にわたり、同じような痛み方であっても、その背景にある要因は一人ひとり異なります。
そのため、以下で紹介する内容は、あくまでも市販薬を選ぶ際の目安としてご参照ください。
実際に購入される際には、症状の出方やご自身の体質、服用中の薬などを薬剤師や登録販売者に伝えたうえで、適した製品を選んでいただくことが大切です。
胃酸が関係していると考えられる胃痛には胃酸分泌抑制薬
空腹時や夜間の痛み、ストレスがかかる場面での痛み、胸やけをともなう痛みなどは、胃酸の過剰分泌が関係している可能性が考えられます。
このような場合には、胃酸の分泌を抑えるタイプの胃薬(胃酸分泌抑制薬)がおすすめの選択肢となります。
胃酸を抑える市販薬としては、大きく「H₂ブロッカー」と「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」があり、それぞれ作用する部分が異なります。
H₂ブロッカーは、胃酸の分泌を促す作用を持つ「ヒスタミンH₂受容体」を阻害することで、胃酸分泌を抑制します。
しかし、胃酸が分泌される経路はヒスタミンH₂受容体以外にもあるため、胃酸分泌を抑えるためには、胃酸分泌の「元」である、プロトンポンプを阻害する必要があります。
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は、胃酸を分泌する最終段階である「プロトンポンプ」に直接作用し、胃酸を強力に抑えることで、胸やけ、胃もたれ、胃痛を改善する薬であり、市販薬には「タケプロンs」などがあります。
このように、胃酸が関係していると考えられる胃痛に対しては、胃酸分泌抑制薬が選択肢となりますが、同じ「胃酸を抑える薬」であっても、H₂ブロッカーとPPIでは作用する部分が異なります。
それぞれの特徴を理解したうえで、症状の程度やライフスタイルに合わせて選択することが大切です。
胃の粘膜のダメージが気になる胃痛には
胃酸によって胃の粘膜が荒れていると考えられる場合には、胃粘膜を保護するタイプの薬も選択肢となります。
胃粘膜保護薬は、胃粘膜を胃酸から守るとともに、荒れた胃粘膜の修復や再生を促すタイプの薬です。
胃は、胃酸という「攻める力」と、粘液という「守る力」のバランスの上に成り立っており、胃粘膜保護薬は、「守る力」を補うための薬であるといえます。
食後の重苦しさをともなう胃痛には
食後に胃が重く感じる、お腹が張るといった症状をともなう場合には、消化や胃の運動をサポートするタイプの胃薬の効果が期待できる場合があります。
たとえば、胃薬の中には、消化を助ける酵素を含み、食欲不振の改善や食べ過ぎによる胃もたれなどの不調を改善したり、胃のぜん動運動を活発にするなどして、胃本来のはたらきを取り戻すタイプのものもあります。
これら胃薬を適切に使用することで、消化や胃のはたらきを助け、食後の苦しさなどを緩和できる可能性があります。
市販薬を使用する際の注意点

市販薬を購入する際には、現在服用している医薬品や、治療中の疾患を薬剤師または登録販売者に必ず伝えるようにしましょう。
胃薬の中には、特定の医薬品との併用ができないものや、持病によっては相談が必要なものもあります。
また、現在服用中の薬の中に、市販の胃薬と近い成分のものが使用されている場合もありますので、何らかの薬を常用しているという方は、市販薬購入時に薬剤師や登録販売者に相談するようにしましょう。
胃痛でおすすめの市販薬「タケプロンs(ランソプラゾール)」の特徴

タケプロンsは、胸やけ、もたれ(胃もたれ)、胃の痛みに効果が期待できる、市販のプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。
有効成分のランソプラゾールが、胃酸が出る最終段階の「プロトンポンプ」に直接はたらきかけることで、胃酸の分泌を強力に抑えるという特徴があります。
また、タケプロンsには、水なしでのめる口腔内崩壊錠(OD錠)という剤形が採用されており、外出先などで胃の痛みを感じた際にも、水なしでも服用することが可能です。
タケプロンsは、胃酸分泌を強力に抑えるPPIであるランソプラゾールを配合した胃薬であり、いつでもどこでも水なしで飲めて、1日1回の服用で24時間の効果持続が期待できるといった特徴をもつ市販薬です。
タケプロンsの成分
タケプロンs1錠(1日服用量)中に、ランソプラゾールが15㎎含まれています。
また、以下の添加物を含有しています。
乳糖水和物、セルロース、炭酸Mg、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、タルク、酸化チタン、D-マンニトール、メタクリル酸コポリマーLD、ラウリル硫酸Na、ポリソルベート80、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、クエン酸トリエチル、マクロゴール、ステアリン酸グリセリン、三二酸化鉄、クエン酸、クロスポビドン、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、ステアリン酸Mg、香料
タケプロンsの効能
タケプロンsは、以下の効能を取得しています。
胸やけ、もたれ、胃痛(本剤は胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬を含んでいます)
タケプロンsの用法・用量
タケプロンsの用法・用量は、以下の通りです。
次の量を、口中で崩壊させて服用するか、水またはお湯で服用すること。
・15歳以上:1回1錠、1日1回
・15歳未満:服用しないこと
2週間を超えて続けて服用しないこと。
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守すること。
(2)1日1回同じ時間帯に服用すること。
(3)症状が治まった場合は、服用を止めること。
(4)本剤は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることはないため、唾液または水でのみ
こむこと。
(5)錠剤の取り出し方
図のように錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面の
アルミ箔を破り、取り出して服用すること(誤ってそのままのみこんだりすると
食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)。
タケプロンsの使用上の注意
タケプロンsを正しく使用していただくために、以下の点にご注意ください。
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.次の人は服用しないこと
(1)本剤または本剤の成分により、アレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)次の医薬品を服用している人。リルピビリン塩酸塩(HIV感染症治療薬)
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないこと他の胃腸薬、テオフィリンを含有する内服薬(鎮咳去痰薬、乗物酔い薬)、酸化マグネシウムを含有する内服薬(瀉下薬等)
3.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
4.他のプロトンポンプ阻害薬の使用期間も合わせて2週間を超えて続けて服用しないこと(重大な消化器疾患を見過ごすおそれがあるので、医師の診察を受けること。)
相談すること
1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。原因不明の体重減少、持続性の胃痛・腹痛
(6)次の診断を受けた人。肝臓病、胃・十二指腸潰瘍、フェニルケトン尿症
※詳細は添付文書を参照ください。
また、服用後に、発疹・発赤、かゆみなどの皮膚の症状や、腹部膨満感、便秘、下痢、血便などの消化器症状、頭痛、うつ状態、不眠、めまいなどの精神神経系の症状などがあらわれた場合は、副作用の可能性もありますので、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師に相談してください。
3日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、添付文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
タケプロンsの保管および取扱い上の注意
タケプロンsの保管および取扱い上の注意は、以下の通りです。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に箱に入れて保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
(4)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
(5)箱の「開封年月日」記入欄に、内袋(アルミの袋)を開封した日付を記入すること。
(6)一度内袋(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヵ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。
胃痛や胃の痛みには市販薬「タケプロンs」を正しくご使用ください
胃の痛みや不快感などの胃痛は、多くの方が日常的に経験する身近な症状のひとつです。
そんな胃痛を緩和するためには、胃酸分泌を抑制する効果を有する市販薬を正しく使用することも大切な選択肢となります。
タケプロンsは、医療用と同じ成分であるランソプラゾールを市販薬で初めて配合した、市販のプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。
胃酸が出る最終段階のプロトンポンプに直接はたらきかけることで、胃酸の分泌を強力に抑える作用が期待できるだけではなく、1日1回1錠で24時間効き、水なしでのめるといった点もタケプロンsの特徴です。
タケプロンsをはじめ、医薬品を使用する際には、必ず用法・用量を守って、正しく使用するようにしましょう。
また、市販薬を使用しても症状がよくならない場合や、気になる症状がある場合には、自己判断で服用を続けず、早めに医療機関に相談をしましょう。
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タケプロンS
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