【疲労におすすめ】「疲れ」にアプローチする成分とおすすめの市販薬を分かりやすく解説

仕事や家事、育児など、毎日の生活の中で「疲れが抜けない」「なんとなく身体が重い」と感じることはありませんか。

疲れがたまってくると、休息だけでは回復できないことも多く、日常生活にも影響を及ぼしてしまう場合もありますので、適切に対策することが大切です。

そんな疲労への対策としては、十分な休養や睡眠、バランスの良い食事などの生活習慣が基本となりますが、あわせて意識したいのが「栄養素(成分)」の補給です。

疲れを感じているときは、身体の中で必要な栄養素が不足していることもあるため、疲労に関わる成分を効率よく補うことが大切です。

そこでこの記事では、疲労にアプローチするうえで意識したい成分と、それらの成分が配合された市販薬の選び方について、わかりやすく解説します。

「疲れが気になる」「毎日の疲労を対策したい」「年齢を重ねて疲れやすくなった」など、毎日の疲労が気になるという方は、ぜひ最後までご覧ください。

疲労とは?疲労の種類とは?

疲れを感じてベッドで休む女性

疲労とは、身体的・精神的な負担が続くことで、身体や心のパフォーマンスが低下した状態の総称を指します。

疲労は、痛みや発熱と並ぶ「身体からの三大生体アラーム」であり、「これ以上無理を続けると危ない」という、身体からの警告サインであるともいえます。

そのため、「たかが疲れ」と侮らず、しっかりと予防や対策を行い、疲労を感じた際には、適切に休養をとるなど、心身の安静を大切にすることも重要です。

また、疲労は、「疲労」と「疲労感」に分けて考えられることもあります。

「疲労」は心身への過剰な負担(ストレス)によって生じた活動能力の低下そのものを指し、「疲労感」は疲労が存在することを自覚する感覚のことをいいます。

たとえば、やりがいを感じられることや自主的に取り組んでいることでは、「疲労」がたまっても「疲労感」を感じにくい一方、気の進まないことや強制されていることでは、少しの「疲労」であっても強い「疲労感」として感じてしまうといった場合があります。

このように、同じ「疲労」であっても、その感じ方である「疲労感」は、さまざまな条件によって変化し、個人差も大きいという特徴があります。

肉体的な疲労

長時間の労働や立ち仕事、運動、重いものを持つ作業など、身体を使うことによって生じるのが「肉体的な疲労」です。

筋肉を使い続けることで、身体に負担がかかり、だるさや重さとして疲れ(疲労)があらわれます。

そんな肉体的な疲労は「末梢性疲労」とも呼ばれており、血流やリンパの流れの滞りや、それに伴う老廃物の蓄積など、身体的なエネルギーの低下が主な原因と考えられます。

身体の動かしすぎによる疲労だけではなく、身体を動かさないことも疲れの一因となりますので、適度に身体を動かすことも疲労の改善には重要です。

精神的な疲労

仕事のプレッシャーや人間関係、緊張状態が続くことなどによって生じるのが「精神的な疲労」です。

たとえば、デスクワーク中心で身体をあまり動かしていなくても、頭や心を使い続けることで、疲れを感じてしまうという方は少なくありません。

精神的な疲労は「中枢性疲労」とも呼ばれ、脳に負担がかかることで生じると考えられます。

頭を使いすぎて脳が疲れた状態を「脳疲労」とも表現されることがありますが、このような脳疲労によって、精神的に疲れや疲労を感じてしまうという場合も多くあります。

このように、私たちが感じる「疲労」には、肉体的なものだけではなく、精神的なものも含まれています。

両者が複雑に組み合わさって生じている可能性もありますので、「身体を動かしてないのになぜか疲れている」という状態にも注意が必要です。

疲労と休息のバランスの乱れ

疲労は、心身にかかるストレスによって生じた疲れが、睡眠などの休息によって十分に回復されないことで、少しずつ蓄積していきます。

特に睡眠は、肉体的な疲労の解消だけでなく、脳の疲労回復にも非常に重要な役割をはたしています。

睡眠が不足したり、睡眠の質が低下したりすると、疲れが翌日に持ち越され、慢性的な疲労状態につながってしまうことも少なくありません。

また、睡眠不足だけではなく、高温多湿の環境や騒音、食事の量や質の乱れ、仕事や人間関係のストレスなども、疲れをためやすくする要因となります。

疲労を蓄積させないためにも、ストレスの緩和や解消を心がけた生活を送ることが大切です。

【疲労の原因】疲労対策におすすめの栄養成分やビタミンとは?

疲れてソファに寝ている女性

疲れや疲労の原因のひとつとして見逃せないのが「エネルギー、特に修復エネルギー不足」です。

私たちの身体は、糖質や脂質、タンパク質などを原料にしてエネルギーを作り出していますが、そのための材料不足やその過程にトラブルが生じることで、必要エネルギーを十分に作ることができない可能性があります。

そして、エネルギーが不足しがちになることで、疲労が蓄積しやすくなり、疲労の回復力も低下してしまいます。

そんな私たちのエネルギー産生や疲労回復には、「ビタミンB群」などの栄養素が重要な役割を果たしています。

特にビタミンB₁は、糖質をエネルギーに変える過程で欠かせない栄養素であり、不足すると、うまくエネルギーを作り出せず、疲れやだるさとして疲労感を感じやすくなってしまいます。

ここでは、疲労回復におすすめのビタミンや栄養素を詳しく解説します。

ビタミンB₁(フルスルチアミン)

疲労対策で特に意識したいのが、エネルギー産生に関わるビタミンB₁です。

ビタミンB₁は、糖質をエネルギーに変換し、全身の正常な働きを保つために欠かせない、重要な栄養素のひとつです。

しかし、食品から摂取するビタミンB₁は、体内に吸収されにくいという弱点がありますので、食生活が偏ってしまっているという方は、ビタミンB₁不足にも注意が必要です。

だからこそ注目したいのが、ビタミンB₁誘導体である「フルスルチアミン」という成分です。

フルスルチアミンは、体内に吸収されやすく、体内で活性型のビタミンB₁に変換されることで、筋肉や神経など身体のすみずみまで行きわたるという特徴を持っています。

食事からのビタミンB₁摂取だけではなく、「フルスルチアミン」が配合された市販薬などを適切に使用することも、疲労回復にはおすすめです。

ビタミンB₆・ビタミンB₁₂

ビタミンB₆はタンパク質の代謝に関わる栄養素であり、ビタミンB₁₂は神経の機能維持に関わる重要な栄養素です。

これらのビタミンB群は、それぞれが支え合いながら働き、互いに影響を及ぼし合っています。ビタミンB₁とあわせて補うことで、より効果的にエネルギーの産生が可能になります。

ビタミンB₁を単独で摂取するのではなく、ビタミンB₆やビタミンB₁₂などが組み合わせて栄養素を摂取するのがおすすめです。

その他の成分

これらビタミンのほかにも、身体のすみずみの血液循環に関わる栄養素であるビタミンEや、エネルギー産生に関わるパントテン酸や葉酸なども、疲れや疲労を感じている方におすすめの栄養素であるといえます。

日常生活での疲労対策・予防

栄養成分の補給とあわせて、日常生活の中で疲労をためないような工夫を行うことも大切です。

疲労の予防・改善のためにも、次のような生活習慣を心がけましょう。

• 十分な睡眠と休養をとり、身体をしっかり休める
• 栄養バランスのとれた食事を規則正しくとる
• 適度な運動やストレッチで血行を促す
• 入浴などでリラックスし、ストレスをためこまない

これらの生活習慣を基本としながら、必要に応じて、ビタミンB₁の性質を改善した成分「フルスルチアミン」など、疲れに関わる成分が配合された市販薬などを取り入れていくことが、疲れや疲労の対策におすすめです。

【市販薬】疲れが気になる方におすすめの第3類医薬品

疲れが取れ、すっきりとしている女性

ここまでにご紹介したフルスルチアミン(ビタミンB₁誘導体)やビタミンB₆・B₁₂、ビタミンEなどの成分が配合された市販薬として、「アリナミンEXプラス」や「アリナミンメディカルゴールド」があります。

いずれも第3類医薬品ですので、医師の処方箋は不要であり、市販薬として購入いただくことが可能です。

アリナミンEXプラス

アリナミンEXプラスは、抗疲労成分である「フルスルチアミン(ビタミンB₁誘導体)」に加え、ビタミンB₆・B₁₂を配合した第3類医薬品です。

さらに、あらゆる代謝に関与するパントテン酸カルシウム、身体のすみずみの血液循環に関わるビタミンE、ビタミンB₁・B₆・B₁₂の働きを助けるガンマ-オリザノールも配合されており、目の疲れや肩こり、腰の痛みなどのつらい症状の緩和に効果が期待できます。

アリナミンEXプラスは、毎日の疲れが、目・肩・腰の症状としてあらわれている方におすすめの製品といえます。

アリナミンEXプラスの効能効果

1.次の諸症状の緩和

眼精疲労、筋肉痛・関節痛(肩こり、腰痛、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ

2.次の場合のビタミンB₁・B₆・B₁₂の補給

肉体疲労時、病中病後の体力低下時、妊娠・授乳期

ただし、上記1の症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談すること。

アリナミンEXプラスの用法・用量

次の量を、食後すぐに水またはお湯で、かまずに服用すること。

・15歳以上 1回2〜3錠 1日1回
・15歳未満 服用しないこと

アリナミンEXプラスの成分(3錠中)

・フルスルチアミン(ビタミンB₁誘導体)として100mg
・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB₆)100mg
・シアノコバラミン(ビタミンB₁₂)1,500μg
・トコフェロールコハク酸エステルカルシウム(ビタミンEコハク酸エステルカルシウム)103.58mg
・パントテン酸カルシウム30mg
・ガンマ-オリザノール10mg

アリナミンメディカルゴールド

アリナミンメディカルゴールドは、抗疲労成分「フルスルチアミン」に加え、末梢神経の修復に関与するメコバラミン(活性型ビタミンB₁₂)、神経の機能維持に関与する活性型ビタミンB₆が配合された第3類医薬品です。

さらに、身体のすみずみの血液循環に関わる天然型ビタミンEに加え、葉酸、ガンマ-オリザノールも配合されています。

肩から首すじにかけてのコリが普段以上につらく、痛みを感じているというときや、目の奥が痛い・焦点が合わない・かすむなどの症状がとにかくつらいというときにおすすめの製品です。

アリナミンメディカルゴールドの効能効果

次の諸症状の緩和

眼精疲労、筋肉痛・関節痛(肩・首すじのこり、腰痛、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ

ただし、これらの症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談すること。

アリナミンメディカルゴールドの用法・用量

次の量を、食後すぐに水またはお湯で、かまずに服用すること。

・15歳以上 1回1錠 1日3回
・15歳未満 服用しないこと

アリナミンメディカルゴールドの成分(3錠中)

・フルスルチアミン(ビタミンB₁誘導体)として100mg
・ピリドキサールリン酸エステル水和物(活性型ビタミンB₆)60mg
・メコバラミン(活性型ビタミンB₁₂)1,500μg
・コハク酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)100mg
・ガンマ-オリザノール10mg
・葉酸1mg

【疲労や疲れにおすすめの成分は?】市販薬は用法用量を守って正しく使用しましょう

疲労への対策は、十分な休養や睡眠、バランスの良い食事といった生活習慣が基本となります。

そのうえで、エネルギー産生に関わるビタミンB₁(フルスルチアミン)をはじめ、ビタミンB₆・B₁₂、ビタミンEなど、疲れをサポートする成分を意識的に補っていくことが大切です。

毎日の疲れが目・肩・腰の症状としてあらわれている方には「アリナミンEXプラス」、目の奥の疲れ・肩や首すじのこり・重い腰の痛みなどのつらい症状まできた方には「アリナミンメディカルゴールド」など、疲れの症状に合わせた市販薬選びがおすすめです。

いずれの市販薬も、必ず用法・用量を守り、副作用に注意しながら、医師や薬剤師、登録販売者の指示を守って正しくご使用ください。

日々疲労を感じているという方は、生活習慣を意識的に改善しながら、自分の疲れや症状に合った成分・市販薬を上手に取り入れて、快適な毎日を過ごしていきましょう。

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