アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典

生薬図鑑

アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。

ウコン3兄弟No.1のモテ男

莪蒁ガジュツ

ショウガ科ガジュツの根茎を乾燥したもの。

植物の特徴

高さが50~170cmになる大型の多年草です。見た目はウコンに似ていて、卵形をした根茎の内側は淡い青色です。春に淡い黄色の花が咲きます。
生薬には、乾燥させた根茎を用います。

生育地

マレーシア、インド、ヒマラヤ、中国の福建・広東・広西・浙江・雲南・四川の各省に分布しています。日本では屋久島でわずかに栽培・生産されています。

成分組成

精油1~1.5%を含有しています。精油の主成分として、シネオールやセスキテルペンアルコールのクルクメノール、クルクマジオールなどのほか、カンフェン、脂肪油、澱粉、粘液、ゴム質が含まれています。

この生薬が含まれている漢方処方

  • 恵命莪神散(けいめいがしんさん)
  • 当帰活血散(とうきかっけつさん)
  • 莪蒁丸(がじゅつがん)
  • 七香丸(しちこうがん)
  • 和血通経湯(わけつつうけいとう)

など

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