アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典
生薬図鑑
アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。
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生薬の世界のお局様
ゴマノハグサ科ジオウ属植物の根茎。生のままを「鮮地黄」、そのまま乾燥させたものを「乾地黄」、蒸してから乾燥したものを「熟地黄」という。
中国北部原産の多年草です。地下茎は太く赤褐色で、横にはうように伸びます。初夏に15~20cmの茎を出し、茎の先に筒状の形をした大きな赤紫色の花を数個つけます。生薬の「鮮地黄」には生のままの根茎を、「乾地黄」には乾燥させた根茎を、「熟地黄」には蒸してから乾燥させた根茎を用います。
中国、日本などに生息しています。国内では、奈良県でわずかに栽培されています。
主成分はカタルポールのほか、数種のイリドイド配糖体です。その他、マンニノトリオース、ラフィノース、スタキオースなど8種の糖類やマンニトール、アルギニンなど10数種のアミノ酸、リン酸類などが含まれています。
など
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