アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典
生薬図鑑
アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。
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万葉集にも詠われた香り高い木
モクレン科カラホオノキや凹葉ホオノキ、ホオノキの樹皮や根皮を乾燥したもの。
高さ5~20mに達する落葉高木で、樹皮は紫褐色です。葉は楕円状の卵型で長さ35~45cm、幅12~20cm。初夏には香りのよい白く大きな花を枝先につけます。果実は長楕円形の松笠状で、秋に成熟すると割れて多数の赤い種子が見えます。生薬としては、モクレン科カラホオノキや凹葉ホオノキ、ホオノキの樹皮や根皮を乾燥したものを用います。
カラホオノキ:中国南部(浙江、広西、江西、湖南、湖北、四川、貴州、雲南、陝西、甘粛省など)に分布しています。
凹葉ホオノキ:中国南部(浙江、江西、安徽、広西省など)に分布しています。
ホオノキ:日本(北海道から九州)に自生しています。
オイデスモール、ピネン、カンフェンなどの精油、結晶性フェノールのマグノロールやホオノキオールのほか、マグノクラリンやマグノフロリンなどのアルカロイドが含まれています。
など
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