アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典
生薬図鑑
アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。
アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典
姿はまるで揺れる乙女心のよう
キンポウゲ科のセリバオウレン(日本)、シナオウレンや峨眉野連(がびやれん)(中国四川・貴州省)、三角葉野連(さんかくばやれん)(中国四川省)、雲南黄連(うんなんおうれん)(中国雲南省・チベット)の根茎を乾燥したもの。
セリバオウレンは日本特産の常緑多年草です。根茎は短く、多数の黄色いひげ根を出します。葉は光沢があり、セリに似ています。早春に根茎から芽を出し、10~20cmほどの茎の先端に1cmほどの白い花を数個つけます。生薬としては、キンポウゲ科のセリバオウレン(日本)、シナオウレンや峨眉野連(中国四川・貴州省)、三角葉野連(中国四川省)、雲南黄連(中国雲南省・チベット)の根茎を乾燥したものを用います。
セリバオウレンは、日本の本州や四国地方の雑木林や杉林の樹林下に自生または栽培されています。その他、中国四川省、貴州省、雲南省やチベットなどでも栽培・産出されています。
主成分のベルベリンのほか、微量のパルマチン、コプチシン、オーレニンなどの苦味アルカロイドが3~7%含まれています。
など
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