アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典

生薬図鑑

アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。

武士に緑起のいい「勝軍草」

沢瀉タクシャ

オモダカ科サジオモダカの根茎を乾燥したもの。

植物の特徴

水湿地などを好んで生える多年草です。春になるとスプーン(さじ)状の葉を出し、夏に枝先に小さな白花を咲かせます。花は次々に咲きますが、一日しかもちません。生薬には、乾燥させた根茎を用います。

生育地

朝鮮半島、東シベリア、中国、日本、欧州、アフリカなど世界各地で生産されています。生薬には、ほとんどが輸入ものが使用されています。

成分組成

四環性トリテルペノイドのアリソールA、B、Cとそれらのアセチル化合物などです。

この生薬が含まれている漢方処方

  • 五苓散(ごれいさん)
  • 沢瀉散(たくしゃさん)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 猪苓散(ちょれいとう)
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
  • 茯苓沢瀉湯(ぶくりょうたくしゃとう)
  • 沢瀉湯(たくしゃとう)

など

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