症状別対策BOOK
育毛剤の活用法をはじめ、手軽にできる対処法をご紹介します。
抜け毛
大切なことは自分に合った薬を選ぶことです。例えば、血行が良過ぎて赤ら顔で頭も光っていて太っている。そんな人であれば、血行を良くする育毛剤は合わないですね。反対に、血行が悪く貧血、皮膚がかさつくなどの体質の人は血行促進が主役の育毛剤が良いでしょう。よく自分の体質を見極めることが大切です。
しかし、見たところ細型の人でも血行の悪くない人もいますから、最低は1日に2回塗擦(とさつ)して、2~4ヵ月使ってみないと合ってるかどうかは、わかりません。大切なのは自分に合った育毛剤を早く見つけて、根気よく付けることです。
よく硬いブラシでパッティングすると良いといわれます。
昔、ネイティブ・アメリカンの村になぜハゲが少ないかを調べに旅行した人が、馬の尾っぽの根元の毛をノリ付けしたシャモジのような用具を使って頭を叩いているのを見て、なるほどと思ったそうです。
パッティングは毛根を刺激し、血行を高めますから、抜け毛対策の理に適っています。ただし、地肌をキズつけないように用具に注意が必要です。
また、抜け毛ではありませんが、ある年齢になるとメラニン色素をつくる細胞がサボタージュして白髪になります。しかしこれも、パッティングすることで細胞を活性化させますので、適度なパッティングは白髪の人にも良いそうです。
抜け毛