アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典
生薬図鑑
アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。
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健康食品としてもポピュラー
ウコギ科チョウセンニンジンの根を乾燥したもの。
草丈60cmほどの多年草です。葉は長い柄をもち、4~5月に淡黄緑色の小さな花が咲きます。果実は7月下旬頃に熟し、鮮やかな紅色になります。細根や皮を除いて乾燥した根を「白参」、蒸して乾燥した根を「紅参」といい、調製法によって大別されています。生薬としては、ウコギ科チョウセンニンジンの根を乾燥したものを用います。ちなみに、このニンジンは通常1年間の苗作りの後、5年間栽培して収穫します。
朝鮮半島や中国、日本などで栽培。
主成分としてはダンマラン系トリテルペンのジンセノサイド類をはじめ、数多くのサポニン群を含有。新鮮な根や白参には、水溶性の高いジンセノサイドRb1、Rc、ステロイド類のカンペステロール、シトステロールなどが含まれています。また紅参には、ジンセノサイド Rh1、Rh2、Rg3 などの部分的に加水分解された配糖体のほか、アセチレン化合物のパナキシトリオールが特異成分として検出されています。
など
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