外反母趾になったときに、前と同じような靴を履いていては症状が悪化する一方です。サイズや横幅、かかとのフィット感などを再度確認するようにしましょう。シューフィッターがいる靴販売店で足の形を見てもらうのも一つの方法です。また、外反母趾を矯正する目的でつくられた市販のサポーターや装具などがありますが、これらは整形外科医の指導を受けたうえで使うようにしましょう。
足の体操を行う
足の親指を引っ張ると角度が元に戻るような初期の外反母趾は、体操が有効です。まず、幅の広いゴムバンドを用意して両端に足の親指が入る輪をつくりましょう。そのゴムバンドを両足の親指に引っ掛け、床に足を投げ出して座り、両足の踵を合わせたまま足先を扇のように開いて親指を外側に引っ張り、限界まで引っ張った状態を5〜10秒保ちましょう。この運動30回を1セットとして、1日に3セット行いましょう。
病院で診察を受ける
足の親指が曲がっていたり、足と靴がこすれて痛いときには、整形外科で診察を受けましょう。靴を履かなくても激痛が走るようなときは、だいぶ悪化していると考えられますので、早急に受診しましょう。