足の爪を深爪すると、歩いたときに体重の重さで皮膚や肉が爪の縁より上に出て巻き爪になります。靴も原因の一つで、つま先の細い靴やきつい靴を履くと足先が圧迫され、爪が徐々にとげのように皮膚にくい込み痛みを生じます。しかもその痛みを取ろうと深爪をするとさらに変形が進み、症状は悪化します。逆に、大きすぎる靴も靴の中で足が動きすぎ、爪が押されて巻き爪の原因になります。
洗剤などによる刺激
家庭用の化学洗剤の刺激によって、爪が弱ると表面に細かい割れ目がたくさんできます。さらに進行すると、爪が割れることもあります。洗剤以外でも、マニキュアの除光液でも爪が痛みます。除光液を拭きとるときに、爪の表面の水分まで奪われ、爪が乾燥してデコボコになったり、割れやすくなります。
加齢やストレス
年をとると、乾燥したり、血行が悪くなって肌と同様に爪もうるおいを失っていきます。そのため爪の表面に縦線の筋があらわれることがありますが、これは爪のシワのようなものなので、心配はいりません。また、ストレスや不規則な生活によって血行が悪くなると、爪の表面に横線のシワがあらわれることがあります。
偏った食生活
爪はたんぱく質でできていますから、たんぱく質が不足すると、もろくなります。また、皮膚や粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンA、皮膚や爪の生まれ変わりや成長を促進するビタミンB2が不足すると、爪にツヤがなくなったり、伸びにくくなることがあります。ダイエット中の人は、爪にうるおいがなくなるのは、このためです。