症状別対策BOOK
胃痛を防ぐために、日常生活で心がけたいポイントや、予防法をご紹介します。
胃痛
日常の食生活では、まず、起きてすぐには食べないこと。体を少し動かすと、胃腸も目を覚まして動きが活発になります。また、寝ているときは胃腸も休んでいるので、寝る1~2時間前には何も食べないこと。食事の前に水分をたくさんとると胃液が薄くなって消化が悪くなるので、夏場はとくに注意してください。
もし胃腸の調子が悪くなってしまったときは、柔らかくて消化の良いものを食べること。そして香辛料など刺激物は少なめにして、味を薄くすることが肝心です。
一番大切なのは「体のサインに従う」こと。体がほしがっていないのに、無理やり詰め込むことは禁物です。また、極端に熱いものや冷たいものも避けた方が良いでしょう。熱は、胃粘膜にとってはかなりの刺激です。皮膚と違って胃粘膜には知覚神経がないのであまり感じませんが、実際はかなり負担になっています。冷たいものでも同じこと。「食べ頃」の言葉通り、熱過ぎず、冷た過ぎずが一番です。
生活全体では、充分な睡眠、適度な運動、排泄の習慣、そして、楽しい食卓づくりを心がけること。食卓はコミュニケーションの場です。食卓では楽しい会話を心がけることが、胃腸にとっても大切なことです。
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