ハウスダストによる症状

掃除をしないと部屋の隅にホコリが溜まり、ダニの増殖を助長してしまいます。部屋の掃除はこまめに行いましょう。また、窓やドアを開けて風通しを良くしましょう。

押入れは湿気がこもりやすく、ダニやカビの温床です。しまっていた寝具は、必ず掃除機をかけてから使いましょう。

ハタキを使うことで、逆にホコリが部屋中に舞ってしまいます。最初に濡れた布巾で拭いてから掃除機をかけるか、排気循環式の掃除機を使いましょう。

ダニは温暖多湿の環境を好むため、結露が溜まりやすい窓際やタンス裏にも多く潜んでいます。除湿機などで湿度のコントロールをしましょう。

床材ではじゅうたんにダニが最も多く繁殖しやすく、畳の4倍、フローリングの20倍という報告があります。じゅうたんの場合は、より入念に掃除機をかけるようにしましょう。

お菓子の食べこぼしはダニの格好のエサとなり、ダニを繁殖させてしまいます。食べこぼしを放置しないように注意しましょう。

ペットの毛やダニがアレルギーの症状の悪化を招く大きな原因になることがあります。ペット用のダニ予防薬や駆除薬を、上手に活用しましょう。

フィルター部分にホコリが溜まった状態でエアコンの運転を始めると、汚れた空気が部屋中を舞うことになります。フィルターを定期的に掃除するように心がけましょう。

散らかっていなくても、小物がたくさん置かれていると、その分掃除が行き届かなくなってしまいがちです。棚に収納するなど、物が散乱しないような工夫をしましょう。

浴室やトイレは湿度が高く密閉された空間のため、カビが繁殖しやすい場所です。換気扇をつけ、空気の循環を促しましょう。