「ストレス食い」という現象があるように、ストレスは食べすぎの大きな原因になります。気分転換や質の良い睡眠を心がけて、なるべくストレスを解消していきましょう。また、食事以外のストレス解消方法を見つけることも大切です。没頭できる趣味を作りましょう。
食べ方に注意をする
まず、食べすぎないように気をつけましょう。食べすぎでなくとも、テレビや新聞を見ながら食事をしたり、早食い、まとめ食い、夜食、朝食を抜くなどは肥満になりやすい原因といわれています。間食や甘いものを控え、1日3食規則正しい時間に食事をとるようにしましょう。また、肥満を予防、解消するには日々の食事を見直すことが一番です。丼ものなどの単品メニューは避けて、野菜や魚、海草類、豆類をバランス良くとりましょう。
飲酒や喫煙を控える
アルコールというと、それ自体よりも一緒にとるおつまみのほうが問題視されがちですが、アルコール自体も高カロリーです。さらに、アルコールは肝臓内で脂肪がつきやすく、脂肪肝の原因になります。タバコは、直接肥満の原因にはなりませんが、タバコに含まれる有害物質が血管自体を傷つけ、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を招きます。アルコールとタバコを控えましょう。
脂肪のつきにくい体をつくる
脂肪を燃やし、持久力をつけるウォーキングや水泳などの有酸素運動、全身の血行を良くするストレッチを毎日10分以上続ける習慣をつけましょう。運動習慣をつけることで、血液の循環や内臓を動かしたりするために使われる基礎代謝が上昇し、脂肪がつきにくい体になります。
メタボリック健診(特定健診・特定保健健診)を受ける
現在では、40〜74歳の人を対象に、メタボリック健診が義務化されています。通常の健診の項目に、腹囲の測定が加わります。メタボリックシンドロームか、その予備軍と判定されると、保健師や管理栄養士から、食事や運動の指導を受けることになります。メタボ対策の目標は、体重3kg減、ウエスト3cm減です。