赤ちゃんの肌は大人よりも薄くバリア機能が未熟で皮脂の分泌も少ないために、わずかな刺激でもかぶれてしまうことがあります。生後1〜4ヵ月頃の新生児期によくみられる現象です。
高齢者の肌質
高齢者は老化により肌のバリア機能が徐々に低下してしまうので、かぶれが起こりやすくなっています。
赤ちゃんほど頻繁におむつ交換ができないことが多いため、便や尿、菌の代謝物や垢(あか)などの老廃物が肌に触れてかぶれやすい状態になりがちです。
おむつと排泄物
紙おむつや布おむつのザラザラした繊維やおむつのふちの接触による違和感、布おむつに残っている洗剤が原因になることがあります。
長時間おむつを使用し続けると、便や尿に含まれる酵素やアンモニア、細菌などが刺激になってかぶれを起こす場合があります。
お尻や肛門の周り、股のくぼみによくみられる現象です。
カビによる感染と増殖
便に潜むカンジダというカビが、湿気の高いおむつの中に侵入して増えていく場合があります。おむつの接触面だけでなく、皮膚のしわの中まで赤いかぶれがあらわれるのが特徴です。