2022年 花粉症特集

2022年

花粉症特集

2022年3月15日発表

2022年 春の花粉飛散予測

日本気象協会は2022年3月15日に「2022年春の花粉飛散予測(第5報)」を発表しました。これからの花粉症対策の参考にしてください。

■2022年シーズンの花粉飛散傾向

例年比

九州や北陸、関東甲信では例年並み、四国、中国、近畿、東海では例年より少ない見込みです。一方、北海道は例年より非常に多く、東北ではやや多くなるでしょう。

前シーズン比

九州や東北は地域差が大きく、四国、中国、近畿の飛散量は少ない見込みです。一方、東海、北陸、関東甲信、北海道は前シーズンより多いでしょう。九州や北陸、東北、北海道では非常に多く飛ぶ地域もある見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。

2022年(例年比)花粉の飛ぶ量は? 2022年(前シーズン比)花粉の飛ぶ量は?

■飛散量の予測根拠

花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。
2021年の夏は、7月に東日本太平洋側では梅雨前線の影響で大雨となりました。降水量が多くなり、大規模な土砂災害が発生したところもありました。西日本は上旬を中心に暖かい空気が流れ込んだため、気温は高くなりました。
8月は、上旬の中頃までは全国的に太平洋高気圧に覆われて晴れたところが多く、そのあと、本州付近は高気圧の谷間となり前線が停滞したため、東・西日本では雨の日が続きました。西日本では線状降水帯も発生して各地で大雨を記録し、8月の降水量はかなり多くなりました。

■各地のピーク予測

現在スギ花粉の飛散がピークを迎えており、九州から近畿、東海、関東で1日の飛散量が100個/㎠を超える日も増えてきています。この先も、最高気温が平年より高い日が続く見込みで、花粉症の方にとってはつらい日々がもうしばらく続くでしょう。
大阪では3月5日に花粉飛散のピークに達しており、この先3月下旬まではピークが続く見込みです。東京では、過去3年間に比べて遅い飛散開始となりましたが、飛散開始後は急激に飛散量が増加し、大阪と同じ3月5日にピークに入りました。東京も3月下旬までピークが続くでしょう。
※スギ花粉のピーク定義:50個以上/㎠が2日連続した初日がピーク開始日

■各ブロックの飛散傾向

●北海道・東北

北海道地方のシラカバの花粉の飛散量は、例年より非常に多い見通しです。前シーズン(2021年)の飛散量と比べても、今シーズンは非常に多くなりそうです。
東北地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、例年と比べると、青森は多い、岩手と秋田ではやや多く、福島では例年並みでしょう。宮城や山形で例年よりやや少ない見込みです。前シーズンと比べると、青森は非常に多く、岩手と宮城は多い見込みです。福島はやや多く、秋田と山形は少ないでしょう。

●関東甲信

関東甲信地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、茨城、栃木、群馬、埼玉で例年並みでしょう。千葉、東京、神奈川、山梨、長野はやや少ない見込みです。
前シーズン(2021年)と比較すると、栃木、群馬、千葉、東京、山梨はやや多く飛ぶ見込みです。茨城や埼玉、神奈川は前シーズンと同じくらいでしょう。

●北陸・東海

北陸地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、新潟や富山、石川では例年並み、福井は例年よりやや少ないでしょう。前シーズン(2021年)と比べると、今シーズンは新潟や石川で非常に多く、富山は多くなりそうです。福井はやや多いでしょう。
東海地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、静岡や愛知、岐阜で例年よりやや少なく、三重は例年並みでしょう。前シーズン(2021年)と比較すると、岐阜で多い、静岡や愛知、三重でやや多い見込みです。

●近畿

近畿地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、大阪と兵庫は例年並み、京都と奈良はやや少ないでしょう。滋賀と和歌山では例年より少ない予想です。
前シーズン(2021年)と比較すると、滋賀は前シーズンと同じくらいでしょう。京都や大阪、兵庫、奈良、和歌山ではやや少ない見込みです。

●中国・四国

中国地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、広島では例年並み、鳥取、島根はやや少ない、岡山と山口では例年より少ないでしょう。前シーズン(2021年)と比べると、岡山は前シーズンの飛散量が少なかったため、今シーズンは前シーズンより、やや多くなりそうです。広島は前シーズン並みでしょう。山口はやや少ない、鳥取は少ない見込みです。
四国地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、例年に比べると高知でやや少ない、徳島や香川、愛媛で少なくなる見込みです。前シーズン(2021年)と比較すると、愛媛と高知は前シーズンよりやや少ない、徳島や香川は少ないでしょう。

●九州

九州地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、例年に比べ福岡や佐賀、長崎でやや多く、熊本と宮崎で例年並みでしょう。大分と鹿児島ではやや少ない見込みです。前シーズン(2021年)と比較すると、佐賀は非常に多く、熊本で多い、福岡と長崎はやや多いでしょう。鹿児島では前シーズン並みの見込みです。一方、大分は前シーズンよりやや少なく、宮崎は少なくなりそうです。

日本気象協会の花粉飛散予測とは

日本気象協会は1990年からスギ花粉の飛散予測を発表しています。日本気象協会の花粉飛散予測は前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。