高齢者の不眠を考える〜その予防と対処法〜

高齢者の3人に1人は睡眠の問題を抱えている!?

現代の24時間社会の日本では、大人から子どもまで生活が夜型化し、睡眠不足になっています。今や、成人の5人に1人が「不眠」の訴えをもっていることがわかっていますが、65歳以上の高齢者に限ってみると、3人に1人は睡眠の問題に悩んでいるといわれています。睡眠不足や不眠は、うつ病や、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の発症や悪化にも悪影響を及ぼすことが明らかになってきていますし、高齢の方々にとっても関心の高いテーマではないでしょうか。不眠に悩んでいらっしゃる方に知っていただきたい睡眠障害対処12の指針と高齢者の場合特に注意すべき点について睡眠総合ケアクリニック代々木 理事長 井上雄一先生にご解説いただきました。

高齢者不眠の予防と対策~『睡眠障害対処 12の指針』~
東京医科大学睡眠学講座  教授
医療法人社団絹和会  理事長
公益財団法人神経研究所
附属睡眠学センター  センター長
井上雄一先生

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