症状別対策BOOK
肌のトラブルに関する気になる疑問にお答えします。
肌のトラブル
実は、そうではありません。1年のうちで、日焼けの原因となる紫外線・UV-Bの量が最も多いのは、晩春から初夏にかけての4~6月です。そのためこの時期は、過剰なメラニンを抑えるビタミンCの出番が、とくに増えるといえるでしょう。秋・冬に向けてUV-Bの量は徐々に少なくなっていきますが、1年を通じて完全になくなるということはありません。
また、真皮にまで影響を及ぼし、老化じわの原因となる紫外線・UV-Aは、季節による変化がほとんどなく、曇った冬の日でも、夏場とほぼ同じ量の照射があることがわかっています。
カーテンを閉めていれば別ですが、窓だけならば、老化じわの原因となる紫外線・UV-Aが、ほとんどさえぎられずに入ってきます。室内にいるからといって、油断は禁物。とくにクルマに乗っているときは、注意してください。
生理の一週間ほど前になると、黄体(おうたい)ホルモンの分泌が盛んになり、皮脂の量が多くなります。生理前ににきび・吹き出ものができ易くなるのはそのためです。
湿度の高い夏と乾燥した冬とでは、当然、お手入れのしかたも変わってきます。皮脂が多くなる夏場は、化粧水はさっぱり系に、逆に乾燥しがちな冬場は、しっとり系の乳液やクリームというように、モイスチャー用品をうまく使いわけましょう。
メラニンは、紫外線から肌を守る働きをしています。すぐに黒くなる人は、生まれつきメラニンをつくる力が強い、つまり紫外線に対する抵抗力が強い人です。
逆にメラニンをつくる力が弱い人は、紫外線に対する抵抗力も弱く、そのため、すぐに肌が炎症をおこして赤くなってしまうのです。
パソコンなどの液晶画面や蛍光灯の光も、太陽光線ほどではないにしてもUV-Aの波長を発しています。長時間浴びていると、この波長から肌を守ろうとしてメラニンがつくり出されて、肌がくすみ、日焼けに似た症状が起こります。
ビタミンCの入ったホワイトニング化粧品などでケアすると良いでしょう。
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