症状別対策BOOK
日々の素肌ケアの見直しに役立つ、まめ知識をご紹介します。
肌のトラブル
お水を飲んでも、直接、肌にうるおいを与えることはできません。
しっとりした素肌にするためには、日頃のお手入れや栄養のバランスに気を付けて、肌に取りいれた水分が蒸発しないよう、肌本来の「保水能力」を維持することが大切です。
生まれて間もない赤ちゃんの肌は、真皮の細胞が元気なうえ、コラーゲンなどのたんぱく質が豊富なため、十分なハリがあり、しわはほとんどありません。
ところが老人の肌は真皮の細胞が衰え、コラーゲンも減ってくるので、肌にハリがなく、しわが多くなるのです。
しみやそばかす、あるいはしわが目元にでき易いのは、目元の皮膚が、皮脂の分泌量が少ないうえに、皮下脂肪の層が薄くなっているからです。
さらに、目元はとくに入念にメイクする場所であることから、メイクの刺激で、色素細胞が活性化された状態が日常化し、しみ・そばかすができ易いということもあります。
もし一度、しみができてしまっても、肌のお手入れや十分なビタミンCなどで、目立たなくすることが可能です。
また、遺伝的な要素が強く、治療がむずかしいそばかすも、紫外線のカットを心がけるなど日頃のケア次第で、しみと同じように、目立たなくすることができます。
よく女性は恋をすると肌が綺麗になるといわれますね。たしかに、女性の生理やホルモンバランスと皮膚の状態は関係があると思われています。
けれどいまのところ、それだけで「恋をすると肌が綺麗になる」と学問的に断言することは、残念ながらできません。
肌のトラブル