熱中症とは、高温多湿な環境に長く身を置くことで体温調節がうまくいかなくなり、体内に熱がこもった状態のことを指します。症状としては、軽症の場合はめまいや立ちくらみ、筋肉のこむら返り、筋肉痛、発汗、症状が進むと頭痛、吐き気、体のだるさ、さらには高体温、全身の痙攣などがみられます。地球は温暖化ならぬ「沸騰化」の時代に入り、年々真夏の暑さが過酷になっています。家の中で発症するケースも多く、屋外のみならず屋内にいる場合にも注意が必要です。また、熱中症の発症には気温だけでなく湿度の高さも影響します。命の危険さえあり、後遺症が残るケースも報告されている熱中症は、何よりも予防が肝心です。暑さ対策が十分にできているか、熱中症になりやすい生活習慣はないかをセルフチェックを通じて確認してみませんか?
監修
谷口 英喜 先生 (済生会横浜市東部病院 患者支援センター長、東京医療保健大学大学院 客員教授)
熱中症の対策ができているか、熱中症になりやすい生活習慣がないかを確認してみましょう