鉄分の不足などが原因で、酸素と結合して酸素を体のすみずみまで運ぶヘモグロビンが減少し、血液中の濃度が薄くなった状態です。ヘモグロビンの数値が男性は13.0g/dl以下、女性は12.0g/dl以下になると、貧血とされています。冷えの他に倦怠感、立ちくらみ、めまい、耳鳴り、頭痛などの症状が起こります。
更年期障害
閉経の前後、約10年間をさす更年期を迎えると、女性ホルモンのバランスが急激に変化し、心や体にさまざまなトラブルを引き起こします。症状には、疲れやだるさ、肩こり、のぼせやほてり、イライラや不安感などがあります。
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)
肥満などが原因で睡眠時にのどのところで気道が閉塞し、10秒以上の呼吸停止が30回以上ある状態です。睡眠時間を長くとっても疲れがとれない、だるい、睡眠時の大きないびきや無呼吸発作といった症状があらわれます。睡眠中の無呼吸は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めるといわれています。
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慢性疲労症候群(CFS)
日常生活に支障をきたすような原因不明の著しい倦怠感と疲労感が長期間続く状態のことをいいます。全身の疲労感、倦怠感の他に筋肉痛、睡眠障害、思考力の低下など、心と体の症状があらわれます。症状が似ていることから、うつ病や更年期障害と間違える場合が多いといわれています。
ウイルス肝炎
肝臓がウイルスに感染し、炎症が起こります。全身のだるさに加え、発熱、黄疸などの症状があらわれます。A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに汚染された水や野菜、魚介類などから感染します。現在は日本で感染することはほとんどなく、不衛生な国を旅行すると感染することがあります。B型、C型肝炎は輸血や血液製剤、使い捨てになる前の注射針の使いまわし、性行為などでの感染があります。C型肝炎は慢性化すると、慢性肝炎から肝硬変、肝がんへと進行します。
うつ病
だるさや疲れがとれず気力が低下したり、落ち込んだりして興味や楽しい気持ちを失い、それを自分の力で回復するのが難しい状態です。食欲の減退、睡眠障害、集中力の低下をはじめ、体の動きが鈍ったり、逆にイライラして焦る気持ちが強くなったりします。さらに疲れが激しくなるなど、心と体の双方に症状があらわれます。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの合成と分泌が低下することをいいます。無気力感、疲労感をはじめ、皮膚の乾燥やまぶたの腫れ、しゃがれ声、暑さや寒さの感覚が狂う、発汗減少、体重増加などの症状があらわれます。