突然顔がカーッと熱くなったり、首や背中などから汗が流れてくることがあります。これは、自律神経の乱れが引き起こす、ホットフラッシュと呼ばれる症状です。逆に、手足が冷えたりするようなこともあります。
精神的症状
ほてりなどに次いで多いとされている症状が、イライラや不安感、憂うつ感といった精神的なものです。気持ちの波が激しく、自分でもコントロールできない状態になってしまいます。他にも、無気力になってしまったり、集中力が低下してしまうというようなこともあります。
こりや頭痛
自律神経の乱れによって血液の循環が悪くなるので、肩こりや腰痛などこりの症状を招きやすくなります。また、頭痛や頭が重い感じになる人も多く、とくに生理の頃になると頭痛がしていた人や、昔から頭痛持ちだったという人は頭痛の症状が出やすいようです。
めまいや耳鳴り
更年期の自律神経の乱れが、血管運動系の機能に障害を起こし、血圧が安定しなくなります。そのため、めまいや耳鳴りといった症状があらわれることがあります。
疲労倦怠感
更年期によって、ホルモンのバランスが崩れると、全身のだるさや疲れやすいといった症状もあらわれます。
性生活の変化
女性ホルモンのバランスが変化することで女性の場合、膣の乾燥や委縮が起こり、性交の際に痛みを感じることがあります。このようなことで、相手の男性も勃起障害(ED)を招くこともあります。こういった体の変化は、性欲を低下させ、性交困難や性交への不快感や拒否感へとつながっていくことがあります。