症状別対策BOOK

頭痛のまめ知識

身近なだけに知らないことも多いのが、頭痛です。頭痛のまめ知識をご紹介します。

女性と子供に特有の頭痛

頭痛とのつき合い方や対処法は、その要因によって異なります。家族の健康を守るためにも、年齢や性別などに関わる頭痛の特徴を覚えておくと良いでしょう。

女性の頭痛~女性ホルモンの変化が要因~

  • 生理前後には頭痛が起こり易くなります。
  • ピル(経口避妊薬)を飲むことで、まれに頭痛が悪化することもあります。
  • 更年期には、頭痛が起こりがちになります。

子供の頭痛~頭痛は4~5歳から始まる~

  • 急に痛みだすケースが多くみられます。
  • 風邪の頭痛は、髄膜炎(ずいまくえん)を起こしていることもあるので、風邪の症状がひどい場合は注意が必要です。
  • インフルエンザにかかっているときには、飲んではいけない頭痛の薬があるので、医師によく相談しましょう。
  • 解熱鎮痛薬は必ず、服用年齢と用法・用量を十分確認して、子供用の薬を与えてください。
    大人用の薬は大人には効果的であっても、子供には不向きな薬(成分)もあります。

お年寄りと頭痛~背後にあるものに気を付けて

  • 手足の麻痺(まひ)やボケ症状などをともなう場合は、脳の病気にかかっている恐れがあるので、すぐに病院へ。
  • 入れ歯が合わないために頭痛が起こることがあります。

目や肩からくる頭痛

  • 目の筋肉に疲れがたまると、頭痛が起こり易くなります。
  • 肩や首すじがこると、血液の流れが悪くなり、頭の筋肉にも“こり”が生じます。

病院に行くべき頭痛

こんな頭痛が起こったら、病院へ行きましょう!

  • それまで経験したことがない頭痛
  • 突然、襲ってきた頭痛
  • 痛みが耐えがたく強烈な頭痛
  • 痛みがどんどん増してくる頭痛
  • イキんだり、頭を動かしたりすると、ひどくなる頭痛
  • 手足の麻痺や、ボケ症状などの神経・精神の異常をともなう頭痛