足の指の間、とくに薬指と小指の間が赤く腫れ、皮膚が白くふやけてジクジクし、赤くただれ、かゆみが生じます。水虫に一番多いタイプといわれています。
小さな水疱がいくつもできる小水疱型(しょうすいほうがた)
足の裏の土ふまずや、足の指の付け根に近い部分などに、赤い水疱ができます。激しいかゆみをともないます。水泡が目立たず、薄い皮がむけるだけの人もいます。
あかぎれのようなひび割れを起こす角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
かゆみはありませんが、足の裏全体やかかとの角質層が厚く、硬くなっていきます。こすると皮がむけたり、あかぎれのようなひび割れを起こします。はがれた角質が床に落ち、そこから感染することがあります。
爪の先が厚くなり、黄白色に濁る爪水虫(つめみずむし)
爪の表面に光沢がなくなり、厚く白濁し、爪の質がもろくなります。他の爪に感染したり、治りにくいなどやっかいな水虫です。足の水虫をきちんと治療しなかったために、足の爪に白癬菌がうつるというパターンが多くみられます。
体中に赤い輪が広がるぜにたむし(体部白癬・たいぶはくせん)
顔、体幹、手の甲、足の甲までありとあらゆる場所に繁殖する可能性があり、初期は虫さされのような赤いブツブツができ、その後赤い輪となって広がります。かなりの激しいかゆみをともないます。
赤い隆起と激しいかゆみがあらわれるいんきんたむし(股部白癬・こぶはくせん)
股間に繁殖した白癬菌が感染し、弓状の赤い隆起ができ、激しいかゆみをともないます。股の部分に汗が溜まりやすい男性に感染が多くみられます。
毛が抜けるしらくも(頭部白癬・とうぶはくせん)
頭に繁殖する水虫です。頭皮の毛穴や毛髪に白癬菌が感染し、頭皮の炎症と脱毛を引き起こします。頭部に丸く脱毛斑が生じたり、毛穴が赤く腫れ上がることがありますが、かゆみはありません。白癬菌に感染した部分に残っている毛を引っ張ると、抵抗なく抜けることが特徴です。