排卵日予測検査薬
排卵日を約1日前に予測できます。
本品は、妊娠の成立のために排卵日の予測の補助を行う検査薬であり、避妊目的に設計されていません。LHサージから通常排卵がおきると言われる約40時間を大幅に超えて排卵がおきる場合があること、精子は体内で3日以上生存する可能性があること、検査薬がLHサージをとらえる前に排卵がおきる場合があること、検査結果が陰性であっても、体内では卵子が生存している可能性もあることから、確実に避妊できるものではありません。
生理(月経)周期が不規則な場合は、最近の2〜3周期の中で1番短かった周期を目安にして次回生理(月経)開始予定日を決めてください。なお、生理(月経)周期が非常に不規則な場合は、重要な疾患が潜んでいる可能性も考えられるため、なるべく早く医師に相談してください。
検査開始日をすでに過ぎていた場合は、次回の周期にあらためて検査開始日を決めて検査してください。
4日目に検査をして陰性であったとしても、3日目に陽性であった可能性があり、排卵日を正確に予測できないおそれがあるため、次回の周期にあらためて検査開始日を決めて検査してください。
本品はLHサージをとらえることで、排卵日を事前に予測するものです。LHサージは短時間に急激におこりますので、1日2回検査を行っていただくと、よりLHサージがとらえやすくなります。
影響しません。ただし、不妊治療のために投与されている薬剤の中には判定に影響するものもありますので、医師にご相談ください。
妊娠しにくい原因は排卵に関する問題だけではありません。また、生理(月経)が順調だから問題がないということでもありません。妊娠しにくい原因は様々ありますが、女性側の原因の多くは治療が可能です。自分一人で悩ます医師にご相談ください。この検査の結果や基礎体温を測定した結果があれば診断に役立つでしょう。できればパートナーと一緒に相談に行かれることをお勧めします。
排卵がある周期の場合、基礎体温は低温相と高温相の二相があり、低温相から高温相に変化した頃に排卵があったことが推定できます。多くの場合、体温が上がってから排卵があったことが分かるので、基礎体温法では前もって予測することは難しいといわれています。一方、尿中の黄体形成ホルモン(LH)濃度の上昇が始まってから約40時間以内に排卵がおこることが知られており、排卵日予測検査薬でLHの分泌量の変化を調べることで約1日前に排卵日の予測の補助を行うことができます。排卵日予測検査薬は補助的に排卵を事前に予測し、基礎体温は排卵を後で確認できますので、特に生理(月経)の不規則な方は基礎体温と排卵日予測検査薬を併せて使うことをお勧めします。
初めて陽性になったときから約40時間以内に排卵がおこる可能性が高いと予測され、その時期が最も妊娠しやすい時期といえます。
出てくるラインの濃淡ではなく、薄くてもラインが出た本数でスコアを決定してください。スコア2や3の場合、2番目3番目のラインは薄い場合があります。また、スコア1の場合は1本のラインだけが出現しますが、薄くて見えにくい場合があります。そのときでもラインと確認できればスコア1として判定してください。
できるだけ規定の10分の時点で判定してください。20分以上経っての判定は避けてください。また、規定の時間よりも早く判定しないでください。時間とともに徐々にスコアが変動する場合があります。判定時間は厳守してください。
尿量不足等の操作ミスが考えられます。検査のしかたをよく読み直してから、再度、検査をやり直してください。