気づかないうちに大量の空気を吸い込み、その空気が胃腸に溜まることで、腹部膨満感が起こったり、げっぷ、しゃっくり、おならがよく出るようになります。早食いや一気飲み、口呼吸のくせのある人、炭酸飲料が好きな人にみられます。また、神経質な性格の人にも多いといわれています。
慢性胃炎
原因の約8割がピロリ菌の感染によるものですが、その他、非ステロイド性抗炎症薬の副作用や慢性的なストレスなども慢性胃炎の原因になると考えられています。胃の粘膜が弱まり、炎症が繰り返されて治りにくくなっている状態です。胃の機能が低下するため、おならが増えたり、突然胃痛や吐き気が起こり、多くは膨満感、胃もたれ、胃痛、胸やけ、吐き気、げっぷなどの症状が慢性的に繰り返され、胃潰瘍に進行することもあります。
過敏性腸症候群
精神的ストレスや情緒不安定などが原因で、腸のぜん動運動に異常が起こり、腹痛をともなう慢性的な下痢や便秘などを引き起こします。ときに下痢と便秘が交互に起こったり、何週間も下痢が続いたり、一時的に治まり、その後再発するという現象を繰り返すこともあります。また、腸内の環境が乱れるため、腸にガスが溜まって、お腹がゴロゴロと鳴ったりおならが多く出るようになります。
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大腸がん
大腸がんの多くは、初期の場合は検査を受けないとわからない血便が出るくらいで、ほとんど自覚症状がありません。進行すると大腸が狭くなってがんこな便秘となり、弱い音のおならが出るようになります。さらに腹部にしこりを感じたり、便が細くなったり、下痢、腹痛などの症状があらわれることがあります。