この疾患・症状に関連する情報はこちら。 風邪(感冒)
インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症で、全身の筋肉痛、高熱、頭痛、鼻水、くしゃみ、のどの痛みなどがあらわれます。その特徴は、急速に38~40℃の高熱とともに筋肉痛などの全身症状が出ることです。発熱はときに40℃以上になることもあり、その際に全身がゾクゾクするような悪寒(おかん)を引き起こすことがよくあります。
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肺炎
ウイルスや細菌などが肺に侵入することで肺の中に炎症が起こります。インフルエンザなどのウイルスであればウイルス性肺炎、肺炎球菌などの細菌であれば細菌性肺炎となります。38℃以上の高熱が1週間以上続くことがあり、高熱の前に悪寒(おかん)を感じることがあります。
食中毒
細菌やウイルスに汚染された食べ物や飲み物を摂取することによって、下痢や吐き気、嘔吐、発熱などの症状を起こします。発熱に伴って悪寒(おかん)を感じることがあります。食中毒の原因となる菌はいくつかありますが、とくにサルモネラ属菌は高い熱が出ることで知られており、全身がゾクゾクとする悪寒(おかん)やさむけを感じることも少なくありません。
腎盂腎炎(じんうじんえん)
血液から濾されて生じた尿が集まる腎盂という部分や腎臓そのものが細菌に感染して起こる病気です。38℃以上の高熱やゾクゾクするほどの悪寒(おかんを感じることが少なくありません。また、尿の濁りや血尿、背中から腰にかけての痛みや吐き気、嘔吐などがあらわれたり、排尿時の痛みや尿の回数が増えることもあります。原因の多くは、大腸菌などの腸内細菌が尿道からさかのぼるようにして腎臓に到達することによります。
胆嚢炎(たんのうえん)
胆嚢にできた結石(胆石)によって、胆汁を胆嚢から導き出す胆嚢管が詰まり、これに細菌感染が加わることで胆嚢が炎症を起こしている状態をいいます。みぞおちから肋骨にかけて激しい痛みを感じることが大きな特徴です。悪寒(おかん)とともに38℃以上の高熱が出て、吐き気、嘔吐などの症状もあらわれます。胆石は脂肪分の多い食事が原因でできるといわれています。
虫垂炎(盲腸炎)
盲腸の先についている虫垂に炎症が起こる疾患で、盲腸炎とも呼ばれます。急激な腹痛が突然起こると同時に、37~38℃の発熱が生じ、発熱に伴い悪寒(おかん)を感じたり、吐き気や嘔吐などが見られたりします。痛みは多くの場合、初めはみぞおちにあらわれ、徐々に右下腹部に移行していきます。