風邪の原因となるウイルスなどが鼻やのど、気管支などから体内に入り込むと、鼻水、せき、くしゃみ、たん、のどの痛み、発熱などの症状があらわれ、熱にともなうのぼせやほてりが起きることもあります。風邪は、こじらせなければ通常1週間程度で治ります。
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インフルエンザ
インフルエンザウイルスに感染することによって起こり、突然39℃前後の高熱が出て、関節痛、ゾクゾクするような寒気、頭痛、だるさなどの症状があらわれます。発熱のピーク2〜3日間は、高熱によるのぼせ、ほてりが起こり、その後鼻水やのどの痛みなどがあらわれます。
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更年期障害
閉経前後の約10年間をさす更年期を迎えると、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少により自律神経のバランスが崩れてほてり、のぼせ、イライラ、動悸、めまいや肩こりなど心と体にさまざまなトラブルが生じます。顔が突然カーッと熱くなって首や背中に汗が流れる症状はホットフラッシュと呼ばれ、更年期障害の前半にあらわれることの多い症状です。
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自律神経失調症
精神的なストレスや過労が引き金となって自律神経が乱れ、心や体に不調があらわれた状態です。不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルにより、吐き気をはじめ多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。あらわれる症状は人によって大きく違うのが特徴です。
熱中症
炎天下や高温多湿な場所で長時間過ごしたために、体の発汗機能が破たんして起こる異常が熱中症です。体内の水分が失われ、体温調節に異常が起こって体温が上昇すると、のぼせをはじめ、ほてりや皮膚の乾燥、頭痛、めまいなどの症状があらわれます。重症の場合は、意識障害や呼吸困難が起きて命にかかわることもあります。
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
のどぼとけの下にある甲状腺から、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。のぼせやほてり、多汗、手が震えたり、胸がドキドキするほか、疲労感や体重の減少、甲状腺の腫れ、目が突き出るなどの症状があらわれます。20〜30代の女性に多く発症します。
高血圧症
遺伝、肥満や塩分のとりすぎなどの生活習慣が原因で、収縮期血圧(最高血圧)140mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)90mmHg以上が続く状態です。のぼせやほてりが続いたり、頭痛やめまいなどをともなうこともありますが、特徴的な自覚症状はほとんどなく、放置すると動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中、腎障害などの合併症を引き起こします。日本では高血圧症患者数が現在約4000万人といわれ、子どもの高血圧も増えています。
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